対人援助職のためのバウンダリー(境界線)チェックリスト

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。


対人援助職にとって、目の前の援助対象者(利用者や患者)と適切な距離をとることは本当に大切です。

 

私たちは「専門家」であり「家族」でも「友達」でもありません。

 

専門家としての距離感を適切に学ばないと、様々なトラブルにつながります。

 

はじめは「山崎さん」と利用者さんを呼んでいたのに

 

6か月後には親しくなって「やまちゃん」と呼ぶ

 

6か月でだいぶ距離が近づきましたよね。

 

それ自体が悪いとはいいませんし、そういう距離感にならざるを得ない職場は実際に多いと思います。

 

でも、「リスク」を把握しないで距離を縮めていることがとても危険なのです。

 

ほとんどの方が、無意識、無自覚に距離を縮めていますよね。

 

人によっては、そうやって親しくなることをすごく誇らしげに語る人もいます。

 

だから危険なんです。

 

家族や友人のような距離感になると、お互いに感情や思いが入りやすいんですよ。

 

自分の思いを相手に投げ入れてしまうこと、これを「投射」と言います。

 

「おれがこんなにやってやってるんだから、ちょっとは感謝しろよ!」

 

「あなたのためにこれだけやってあげたのに、担当交代希望?どういうこと?」

 

こうやって、自分の思いが強すぎる結果、自分が傷つくことになるんですよ。

 

そうなると、怒りが相手に向きやすいですからね。どうなると思います?

 

そうです。

 

虐待などの暴力問題、よくニュースでやってますよね。

 

バウンダリーが崩壊してるんですよ。

 

個人の問題じゃないんです。

 

職場がリスクを把握してないから起きるんですよ。

 

職場が問題を抱えているから、利用者や患者との距離が近くなり、バウンダリー崩壊。

 

そして暴力。

 

こんな流れですかね。

 

だからこそ、リスクを把握しましょう。

 

正しい距離感をまずは学びましょう。

 

さて、あなたは利用者さんや患者さんと正しい距離がとれていますか?

 

距離感のチェックリストをご確認ください。

 

◆距離が近くなる考え方

 

□ 私があなたを何とかする

□ 私こそが最もあなたを理解している

□ 私はあなたを正しい方向に導くことができる

□ 私の期待する通りに自立・回復してほしい

 

◆適切な距離感をつくりやすい考え方

 

□ 私は専門性とサービスの契約に基づいて、あなたに援助を行う

□ 私はあなたと問題を分かち合い、一緒に取り組む

□ 私とあなたは対等である

□ 私はあなたが自分の力で目的を果たせるよう、手伝う

 

どうですか?

 

「距離が近くなる考え方」に多くチェックがついたあなた。

 

心は熱くてけっこうですが、頭はクールに、距離を意識しましょう。

 

バウンダリーは柔軟で大丈夫ですよ。

 

必要に応じて、強い思いを持ち距離を一時的に縮めてみる。

 

そして、今度は適切に距離をとる。

 

相手や場面に合わせて使い分けられればベストです。

 

何も知らないでやることが危険なんです。

 

バウンダリーの距離感チェックリストは、職場でぜひ使ってほしいなと思います。

 

対人援助職は、きちんとバウンダリーを学んでください。

 

自分のことも相手のことも大切にできる、一生もののスキルを獲得してほしいなと思います。


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