援助職の現場で根付きやすい暴力的なトラブルが発生する「人間関係の仕組み」を学び、従業員にとっても、利用者さんや患者さんにとっても、より安全な職場づくりに取り組むための手立てを考えるセミナーです。
<セミナースケジュール>
マンツーマンセミナーを行っています。受講希望の方はご連絡ください。
・従業員による利用者や患者への虐待行為を防止する取り組みを行いたいが、何から手をつけてよいのかわからない。
・スタッフ間でのパワハラやいじめ、無視、派閥など、人間関係のトラブルが一向になくならず、退職者や不調者が後を絶たずに困っている。
・利用者や患者からの暴言暴力で疲弊しているスタッフが多い。職場としての対応方法を考えたい。
・人間関係が悪く、退職者も多い職場で疲れている。今の職場で起きていることを理解して、自分自身の気持ちの整理をしたい。
・対人援助職として、虐待や暴力問題に対する理解を深めてスキルアップしたい。
対人援助職の職場で働く方から寄せられる相談で最も多いもの。
なんだと思いますか?
それは、「暴力」に関する相談です。
ここで言う「暴力」というのは、叩く、殴る、蹴るなどの身体的な暴力に限定しません。
感情的になる、高圧的に振る舞う、脅す、威嚇する、大きな声を出す、無視をするなど、相手に苦痛を与える(怖い思いをさせる)言動が「暴力的なコミュニケーション」です。
「上司にすごくきつい口調で感情的に責めたてられて、呼吸ができなくなるかと思うほどにパニックになった」
「部下に挨拶をしたのに思いっきり無視をされた」
「患者さんからひどい言葉で人格否定をされた」
「カッとなりやすいスタッフがいて、利用者さんと口論になって最後は突き飛ばしてケガをさせてしまった」
あなたの職場では、こんなトラブルはありませんか?
誰かが誰かを傷つける。
これが日常になっていませんか?
でも、あなたはそんな日常に対して、実はそこまでの違和感を覚えていないことはありませんか?
あまりにもそれが普通すぎて。
あなたがこの業界に入った時から、当たり前に目にしている光景だから。
大きな声で相手の話を遮り、きっぱりと強く自己主張をする人の意見が通る。
ミスをしたり、上司や先輩の望む動きをしなければ高圧的な口調できつく責められる。
仕事ができない人の人間性は尊重されないのが当たり前。
新人は基本的に放っておかれて、教えてもらえないし、ちゃんと教えられる人も実はほとんどいない。
それでせっかく入った新人が退職してしまっても、「彼は向かないね」なんて言って、いつまでも職場の姿勢を省みない。
患者さんに暴言を受けて辛くて仕方がないのに、慰めの言葉のひとつもないばかりか「あなたの対応が悪かった」と対応の問題にされてしまう。
気分のムラの激しいスタッフが、今日も利用者さんに聞くに堪えない暴言を吐いている。
職場の首脳陣に反旗を翻しているグループがあり、職場の人間関係は常に悪い。
一人のモンスター社員に全員が毎日のように振り回されている。
やたらと仕事ができるけど怖すぎるスタッフが管理職よりもパワーを持ち、今日も誰かを傷つけている。
他の職場では絶対通用しない、その職場だけの訳の分からないルールがある。
そして、あなたは毎朝重い足取りで職場に向かう。
こんな職場環境が、あなたにとっての「当たり前」になっていませんか?
このような職場は、まさに「暴力的なコミュニケーション」が根付いているのです。
お互いが相手の人間性を尊重し合えない職場。
誰かが誰かを傷つけることが日常の職場。
怒りや不満、悲しみ、苦痛などの負の感情が蔓延している職場。
その中で生き抜くには、やられたらやり返す強い自己主張を身に着けるか、無力になって何も感じないようにするしか方法がない職場。
こんな職場は、退職、人間関係のトラブル、虐待、いじめ、パワハラ、メンタルヘルス問題、モンスター社員などが慢性的に発生し、肉体的にも精神的にも疲弊します。
だから、疲れて燃え尽きるのです。
だから、いくら人を補充しても退職者の数が勝るのです。
そんな解決に程遠い状況において、「次はいい人が入らないかな」なんて、人を変えて解決しようとしていませんか?
それは違います。
変わらないといけないのは、「従業員」ではなく、「職場」なのです。
暴力が根付いたその職場環境を変えることを始めていかなければ、状況は一向に変わりませんよ。
このセミナーでは、虐待を含め、援助職の現場でリスクとなるあらゆる暴力が生じる人間関係の仕組みを、「家族システム論」をベースに学び、理解を深めます。
※家族システム論についてはこちらのページで詳しく説明しています。→組織の課題を素早く可視化する!家族システム論とは?
暴力とは何か?
虐待はなぜ起きるのか?
どうして援助職の職場は暴力的なコミュニケーションが根付きやすいのか?
利用者や患者からの暴力にどう対応するべきか?
なぜ退職者は減らないのか?
このセミナーを受ければ、虐待や暴力が起きる仕組みを理解でき、職場としての根本の対策を講じるための「気づき」と「きっかけ」を得ることができます。
「仕組みの理解」に重きを置いたセミナーなので、「まずは職場で起きていることを正しく理解して、課題を整理したい」という方に最適です。
「解決」にたどり着きたければ、まずは「職場で何が起きているのか?」を深く理解して考えること。
小手先の解決方法だけを学んでも、職場のことを深く理解していないと、結局何も変わりません。
傷つく人を一人でも減らし、もっと楽しく働ける職場に変わるためのその一歩。
離職者を減らし、スタッフが定着する職場をつくりたいですよね?
経営者や管理職の方にとっては必須のセミナーです。
そして、対人援助職として暴力のリスクを正しく把握しておきたいあなた
今日も職場で繰り返される暴言暴力に、見て見ぬふりをしてしまい、辛い思いをしているあなた。
このセミナーを必ず一度は受けて、職場で起きていることを、そしてあなた自身のことをじっくり振り返ってみてください。
お待ちしています。
※解決策よりも、「理解」に重きを置いたセミナーであることをご確認ください。今、自分の職場で起きている問題の理解を深めたい方に最適です。
◆受講希望の方にマンツーマンセミナーを行っています。
会場:JR新宿駅東南口より徒歩4分の貸し会議室
※オンラインセミナーも可能です。
料金:23,000円(税込)
※複数名で受講を希望される場合、お一人14,000円で受講できます。
講師:AIDERS 代表 山崎正徳(公認心理師 / 精神保健福祉士)
※講師のプロフィールはこちら
<セミナー内容>
■暴力的コミュニケーションとは何か
・職場で起きる「暴力」とは。
■暴力が起きる組織の背景にある「機能不全」
・家族システム論とは。
・組織の機能を評価する「3つの機能」
■機能不全家族とは
・子どもが自立しやすい、機能的な家族とは?
・機能不全家族で育つ子どもに何が起きるのか。
■機能不全の組織で、どのようにして暴力が定着していくのか
・episode1:役割の逆転により生じる「失われる存在意義」「蓄積する怒り、悲しみ」「上司や同僚との確執」
・episode2:やり場のない怒りや悲しみを抱えた援助職は、「誰かを傷つけること」または「誰かに求められること」で傷を癒そうとする。
・episode3:境界線の崩壊(暴力や無関心)が蔓延した職場は、無法地帯と化す。
・episode4:暴力が蔓延した職場のシステムは、「否認」と「世代間連鎖」により維持される。
■暴力が定着した職場のシステム
・虐待が発生する職場のシステム
・利用者、患者からの暴言暴力の被害が絶えない職場のシステム
・集団退職、派閥など、人間関係のトラブルが常態化する職場のシステム
・モンスター社員が発生するシステム
・暴力的なコミュニケーションのすべてにうちの職場の日常が当てはまりました。利用者からの暴言暴力も仕事の一部にしていたなと反省しています。虐待がいつ起きてもおかしくないということがわかりましたので、まず暴力的なコミュニケーションを職場からなくすことから始めます。(訪問介護事業所経営者)
・自分の職場のことをそっくりそのまま説明されてて、聴いていて恥ずかしくなりました。なんとなくわかっていることをここまで視覚化されて驚きました。職場、自分のことが理解できて有意義でした。(訪問介護ヘルパー)
・退職者が多いことで悩んでいましたが、家族システムで職場を見るという視点は目から鱗でした。問題点が浮き彫りになり、正直辛い気持ちになりました。明日から前向きに問題点の改善点に取り組みます。(訪問介護事業所管理者)
・虐待のセミナーだったので、仕事の仕方について色々指摘を受けるのかなと思っていましたが、まさか人間関係を一から学ぶとは思いませんでした。とても勉強になりました。(訪問介護ヘルパー)
・職場のことはもちろんですが、自分の家族に当てはまる話が多く、びっくりです。もっと話が聴きたいです。(ケアマネージャー)
※お申込みいただく際に、メールアドレスの入力ミスでこちらからの返信が届かないことがございます。入力いただいたメールアドレスと電話番号に誤りがないか、ご確認をお願いいたします。
※お申込みいただき、こちらからの返信があって受付が完了いたします。3日以内にこちらからの連絡がない場合、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※「お勤め先」は必須ではありませんが、対人援助職の方であることを確認させて頂くため、できるだけ職場名のご記入をお願いしております。こちらから職場にセミナー案内やDMを送付するなどということは一切ありません。可能な範囲でご協力を頂けますと幸いです。