「言い方のきつさの直し方」自覚があって直したいけど、どうしていいかがわからないあなたが、まず知るべき大切なこと。

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

今日は、気をつけていてもついつい言い方がきつくなってしまい、職場や友人、家族との関係においてトラブルになりやすい方に記事を書きます。

 

あなたは上司や同僚などに、普通に伝えれば言いことなのに、毎回相手を責めるようなきつい言い方をしてしまっていませんか?

 

例えば

 

病院でケースワーカーを務めるあなたは、仕事柄、関係機関や医師からの無茶ぶりや押し付けに悩まされています。

 

患者の退院調整のために関係機関を集めてケースカンファレンスを設定したのに、直前になって主治医の先生が「今日のカンファ、僕出なくても大丈夫かな?ちょっと書類書かないといけなくて。もう方針決まってるし、いなくても大丈夫だよね?」と、欠席しても大丈夫かと呑気なことを尋ねてきた。

 

福祉事務所、訪問看護師、保健師、作業所のスタッフ、患者の両親、全員が出席する大切なケースカンファレンス。

 

先生に空いている日程を確認して、それから全関係者に、忙しい業務の合間を縫って何度も何度も電話をして日程調整をした。

 

家族はもちろん、関係機関だって、みんな主治医に色々と質問したいはずだ。

 

先生がいるのが大前提で日程調整をした。

 

それなのに

 

「書類を書かないといけないから、出なくていいかな?」

 

「いなくても大丈夫だよね?」って、おい!

 

ふざけるなよ、どんだけ温度差があるんだよ。

 

いい加減にしてくれよ。

 

出てくれないと困るよ。

 

あなたはその先生の言葉に驚き、強い戸惑いや焦り、そして不満を感じています。

 

これは、まさに超忙しい「病院ケースワーカーあるある」です。

 

こういった場面で、先生にきちんとカンファレンスに医師が出席する必要性を伝え、出席を強くお願いする。

 

ここで、あなたの「言い方」が試されます。

 

こういう状況において、あなたは先生に、まずどのように伝えますか?

 

いわゆる「言い方がきつい人」は、ここでのコミュニケーションが感情的で高圧的になります。

 

「ちょっと、先生、なんでそんなに無責任なことを言うんですか!」

 

「今日はみんな来るんですよ!苦労して全員集めたんです!先生、絶対に出てください!!そうでないと困ります!」

 

大きな声で、怒りや不満などの感情が相手に伝わる強さと表情で、出席を要求する。

 

目的を達成するために、相手に脅威を与える言い方で、結果として相手をコントロールする。

 

 

これがあなたのコミュニケーションの特徴ではないですか?

 

それにより、あなたにそのつもりはなくても、「ケースワーカーから責められてしまった」と感じた先生は出席してくれるかもしれません。

 

ケースカンファレンスも無事に開催できるかもしれません。

 

そのような強い自己主張により、これまであなたの目的は達成されてきたのだと思います。

 

確かに、あなたの言い分は尤もです。

 

あなたが言ったことは別に間違えていません。

 

でも、あなた自身もなんとなくはわかっていますよね?

 

あなたのそのきつい言い方により、相手があなたに対してどんな印象をもつ可能性があるのかを。

 

今回のやりとりだけではない。

 

仕事を断る時、お願いする時、後輩に注意する時、受付のスタッフの不手際を指摘する時、患者さんにルールを守るように伝える時

 

あなたが日頃から行っている強い自己主張により、あなたは時に人を傷つけ、「言い方がきつい人」という印象をもたれ、怖がられています。

 

あなたを苦手と感じる人も少なくないでしょう。

 

つまり、あなたはその強い自己主張により、多くの人間関係を壊してきている可能性があるのです。

 

そして、それによりあなた自身もとても傷ついています。

 

そうですよね?

 

そんなあなたは、きっととても真面目で、一生懸命なのだと思います。

 

ただ、その一生懸命さがゆえに、思いが強くなり、ついつい言い方もきつくなってしまうのです。

 

今日は、そんなあなたがきつい言い方を少しでも改善するために、まずは知っておいてほしい大切な話をします。


「伝えること」と「コントロールすること」は別である。

「伝えること」、「コントロールすること(相手を動かすこと)」

 

この二つが別のものであることはわかりますか?

 

言い方がきつい人の共通点は、自己主張がとても強く、結果として「相手をコントロールする」ことが目的のコミュニケーションになってしまうのです。

 

先ほどの病院での先生とのやりとりも、いきなり強い言い方で相手をコントロールするのではなく、まずは「自分の考えや気持ちを伝える」ことから始めればいいのです。

 

先生「今日のカンファ、僕出なくても大丈夫かな?ちょっと書類書かないといけなくて。もう方針決まってるし、いなくても大丈夫だよね?」

 

ケースワーカー「え?今日はどうしても先生に出て頂かないと困るのですが…。訪問看護ステーションの方は先生との顔合わせも目的のようですから、なんとか出て頂きたいです。お願いします」

 

先生「あ、そうなんですね。わかりました。出ますよ」

 

もちろん先生がどんな人かによりますが、このように人間関係の摩擦が生じることなく、目的を達成できる可能性は十分にあるはずです。

 

他の場面でも同様です。

 

新人がなかなか電話に出ようとしない時

 

「伝える」なら

 

「ワンコールで電話に出るようにしてね。先輩に先に電話をとらせないくらいのつもりでやってほしいな」と普通に伝える。

 

「コントロール」なら

 

「電話に出るの遅いよ!新人なんだからすぐにとること!」とイラついた口調で責める。

 

この二つの違いは明確ですよね?

 

確かに、状況によって言い方が強くなる時は誰にでもあるでしょう。

 

でも、「言い方がきつい」と思われているあなたは、ちょっとした自己主張がコントロールになってしまうのです。

 

だから、不必要に人を傷つけ、時には反撃にあい、トラブルが増えます。


まずは気持ちを伝えることから始めてみる。

「そんなこと言ったって、普通に伝えただけでは動かない人はいますよ?普通に伝えて、それでも言うことを聞かなかったらどうするんですか?」

 

ここまで読んで、あなたはこう感じたかもしれません。

 

はい、その通りです。

 

普通に伝えたって動かない人はいますよ。

 

特に今回事例で挙げた病院の先生とのやりとりなんて、お願いしてもそれでも先生が欠席を希望するなら、強めに伝える正当性はありますよね。

 

状況に応じて、強く要求したり、断ったりすることが必要な場合はもちろんあります。

 

でも、繰り返しになりますが、初めから「コントロール」をするほどの強い言い方をする必要はないのです。

 

まずは、落ち着いて自分の気持ちと、相手に望むことを伝える。

 

これだけで、相手に気持ちが伝わり、動いてくれる場面はあるのですよ。

 

だから、きつい言い方を改善したいと望むあなたは、身に着いたその習慣を変えていかないといけません。

 

まずは、「コントロール」ではなく「気持ちを伝えること」

 

これはいわゆる、相手の人間性を尊重するということです。

 

あなたが相手の人間性を尊重するコミュニケーションをとれるなら、あなた自身も相手から尊重されることが今よりも増えるはずです。

 

それにより良い人間関係が増えれば、自ずとコントロールは減っていくのだと思います。

 

繰り返します。

 

「コントロール」ではなく、「気持ちを伝える」

 

あらゆる場面で、これを意識して取り組んでみましょう。

 

関連記事も以下に張っておきますので、読んでみてください。

 

豊田真由子議員の暴行暴言問題。子どもは家族から、新人は職場から「自己主張のバリエーション」を学ぶ。

 

「怒りをぶつける」よりも「悲しみを伝える」方が、自分も相手も大切にできると思う話。

 

自分のことが許せない人は、人のことも許せない!

 


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