
1期生は今回から新会場。
この会場はこれまで使っていたところよりも場所がわかりやすい上に、「おしゃれ」「椅子が座りやすい」など、皆さまからの評判がとにかく良い。
これからもこの会場をホームにしようと思います。
さて、今回のテーマは「虐待・暴力トラブルへの対応」
対人援助職の現場で起きる暴力問題が起きる仕組みをバウンダリー(境界線)を切り口に解説し、暴力が助長されやすいコミュニケーションや考え方を学んで頂きました。
今回の講座は、とても重要な話をしたと思います。
私たちが普段何気なく使っている「言葉」
患者さんについて語る時に使う「言葉」
上司や同僚、新人についてどう思うのかを語る「言葉」
無意識に、当たり前に使っている言葉が、どのように暴力につながるのかを、ワークを取り入れて学んで頂きました。
難しい内容もあったと思うのですが、これを受けて頂くことで、申し送りや会議などで使う言葉が変わり、皆さんの職場がより安全になればいいなと思っています。
まだ予定はありませんが、これはバウンダリーセミナーの中級コース(支配・被支配)の内容にするつもりです。
また、今回は前半の「気持ちの共有」の時に、グリーフケアについての話題が出ました。
利用者さんや患者さんが亡くなった時に、スタッフの気持ちを癒すための取り組みをそれぞれの職場で行っているのか。
行っているとしたらどのような形でやっているのか。
職場での取り組みなどを共有しました。(実際、やっていない職場がほとんどでしたが)
グリーフケアと言うとちょっとハードルが高い感じを覚えると思いますが、きちんとした形でなくてもグリーフケアはできるんですよね。
ショックや悲しみなどの気持ちを語ること、共有すること、そしてサポートし合うこと、「何かあったらみんなが助けてくれる」という感覚をきちんと味わうこと。
これが大切なんですよ。
次回のテーマがちょうど「職場の惨事対応」なので、そこでも少しグリーフケアの話をしようと思います。
早いもので1期生は残り2回。
毎月皆さんと顔を合わせ、気持ちを共有することが習慣になっているので、もう少しで終わってしまうと思うとなんだか淋しい気がします。
今回、全7回終了後もこのような場が欲しいというお声を頂いたので、ちょっと考えてみようかなと思います。
セミナーのご案内
◆平成30年7月8日(日)職場の惨事ストレスマネジメントセミナー ~自殺・事故死・殺人・傷害事件・災害など、突然の惨事に見舞われた職場は、まず何をすべきか ~ 定員12名 詳しくは こちら
◆ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー 動画配信中! 詳しくは こちら
◆もっとストレスに強くなりたい!介護職、看護師、福祉職のための連続講座「対人援助職の自助グループ」(第3期生) 定員8名 詳しくは こちら
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