こんにちは。
エイダーズ山崎正徳です。
今日は、原因不明の動機や過呼吸の問題で悩む方に向けて記事を書きます。
「調子がいい時はずっと大丈夫なんですけど、年に何回か、忘れかけたころに激しい動悸が起きるんですよ。全く心当たりもないんですけどね」
「病院で見てもらっても、特に体の中で悪いところはないみたいなんです。それで、心療内科を勧められたんですよ」
こんなふうに、動悸の問題で悩んでいる方に多く出会ってきました。
男性よりも女性の方が多い印象があります。
あなたも、原因不明の動悸で困っていませんか?
仕事を終えて帰宅した時
電車に乗って職場に向かっている時
テレビを見ながらくつろいでいる時
会議の最中
時と場所を選ばずに始まる動悸に悩まされていませんか。

とりあえす、対応のしようがないので、治まるのをじっと待つ。
当然ながら、とても不安な気持ちになるものだと思います。
本当にお辛いだろうと感じます。
そんなあなたが解決への手立てをつかむために、知ってほしいことがあります。
動悸や過呼吸に悩む人に多くみられる特徴とは?
まず、私がこれまでに出会ってきた、動悸、発作、過呼吸などの問題で悩む方の多くが、「ストレスの自覚が苦手な人」なのです。
「ストレスを自覚することが苦手」というのは、簡単に言うと、10発パンチをもらっているのに、本人は2発くらいしかもらっていないと思っている。
だから、まだまだやれると思っている。
でも、なんでだ?
足がふらつくぞ?
視界がぼやけるぞ?
なんで?
極端に例えるとこんな感じなんですよね。
より詳しく説明しますね。
例えば、あなたが嫌な同僚とのシフトがかぶって朝から顔を合わせるとしたら
どんな気持ちになりますか?
「嫌だな」「辛いな」
こんなネガティブな気持ちになりませんか?
それでは、質問です。
「嫌だな」と思うためには、何が必要ですか?
何を自覚すれば「嫌だな」と思えるでしょうか。
どうでしょうか。
簡単ですよね。
その同僚が「ストレスだ」と自覚することです。
ストレスを自覚することで「嫌だ」「不安だ」「辛い」「悲しい」「怖い」「苦しい」と思えるのです。
でも、その同僚に対して「まあ性格は合わないけど、これくらい仕事していれば普通だから、大丈夫かな」と、自分の負担をとても軽く見積もっていたとしたらどうでしょうか?
「前はもっと嫌な先輩がいたし、そこまででもないよね」と結論付けたら、どうなると思いますか?
「そんなに大したことない」と言うのは、あなたがこれまでの経験に基づいて判断していることであって、それはノーマルに生じる感情とは別問題です。
その判断が正しければいいでしょう。
でも、本当は、あなたが思っている以上に負担が生じているとしたらどうでしょうか。
本当はストレスを受けているにも関わらず、感情が伴っていない。
「嫌だ」「辛い」と感じていない。
これが危険なのです。

こうやって、抑圧されて「なかったことにされた感情」が蓄積されていきます。
その蓄積された「見えないストレス」が、身体や行動に出ることになるのです。
反応の出方は人それぞれで、動悸になる人もいれば、頭痛、腹痛、肩こり、勝手に涙が出る人もいます。
酒量が増えたり、買い物が止められなかったり、寝ないでゲームに没頭したり、行動のコントロールができない人もいます。
あなたの場合、それが動悸や発作、過呼吸など、呼吸に出るのです。
解決策は、「ストレスの自覚」を取り戻すこと。
自分では気づいていないだけで、季節の変わり目の気候の変化、仕事での人間関係、業務の負担など、色んなストレスが日々かかっているのです。
それが重なりストレスが増えた時に、何の前触れもなく動悸が起きる。
全員がそうだとはもちろん言い切れませんが、このような問題で原因不明の動悸が起きている方がとても多いのですよ。
だから、動悸の問題を解決したいあなたが取り組むべきこと
それは、「きちんとストレスを正しく自覚できるようになること」です。
そして、そのためにも、なぜストレスに無自覚になっているのか?
その原因を解き明かすこと。
これが本当に大切です。
例えば、私が動悸や発作などの悩みを抱えている方とカウンセリングを行う中で、最終的にはトラウマ治療を行うことがあります。
なぜトラウマ治療なのか?
それは、トラウマが原因でストレスが自覚できなくなっている人がいるからです。
子どもの頃に親から暴力を受けていたり
いつも両親が喧嘩ばかりしていていつも辛い思いをしていたり
職場で深刻ないじめの被害にあっていたり
あまりにも過酷な仕事を何年も行っていたり
人間は、あまりにも強いストレスを受けると、ノーマルな感情を抑圧するようになります。
辛いことを「辛い」と感じない方が都合がいい環境に居続けると、ストレスを自覚しないようになるのです。
過去に強いトラウマがあると、それが原因で慢性的かつ原因不明の体調不調が続くことは珍しくありません。
だから、動悸を治すために、過去のトラウマを癒す必要がある人もいるのです。
安全を感じて、ノーマルな感情を取り戻す必要があるのです。
さて、あなたの動悸の原因はなんでしょうか。
どうしてストレスの自覚に乏しくなっているのでしょうか。
きちんと原因を解き明かし、腰を据えて取り組んでみませんか?
ストレスに無自覚な人がカウンセリングを通して回復すると、カウンセリングに来た時に話す内容が変わってきます。
「仕事が忙しくて嫌になっちゃいますよ」
「本当は電話に出てほしかったから、淋しかったんですよ」
このようにちゃんと感情を語るようになる。
つまり、ストレスが動悸としてではなく、感情に出るようになるのです。
腰を据えて原因の解明及び解決に取り組みたい方は、ぜひカウンセリングをご利用ください。
あなたの問題が少しでも解決に向かうよう支援させて頂きます。
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