いくら注意しても言うことをきかない部下に困っている管理職は、部下の人間性を疑う前に、まず職場の機能を疑いなさい!

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

「いくら注意しても仕事をちゃんとしない部下に困っています」

 

「職場のルールを守らないで、自分勝手な振る舞いを直さないんです」

 

こんな悩みをよく聴きます。

 

こういう部下を持つと、管理職の方はもちろんですが、一緒に働く人たちは皆大変です。

 

出たくない電話には出ない、シフトも強引に希望を通す、やりたくない仕事からうまく逃げる、などなど

 

こういう人の自分本位の行動って、職場の全員を巻き込む迷惑行為ですよね。

 

こういう問題の相談を受けた時に、大体管理職の方はその部下の人間性の問題にするんですよね。

 

あとは病気の問題。

 

「自分勝手」「モンスター社員」「自己愛性人格障害?」「発達障害?」みたいな

 

まあ、そう感じるのは当然だと思いますし、別に間違ってはいません。

 

確かに話を聴いていると、人格的に未熟な人が多いし、中には発達障害を疑いたくなる人もいます。

 

でも、私は経営者や管理職の方にまず考えてみてほしいなと思うことがあるのです。

 

それは、「どうしてそれが成立しているのか?」ということです。

 

話を聴くと、その職員の問題行動が最近始まったことではなく、半年、または長いと年単位で続いていることなんてざらです。

 

では、そんな自分勝手な行動が、どうして年単位で成立しているのか?

 

これを考えないと始まりません。

 

もしあなたが同じように問題の部下を抱えているなら、私の次の質問に答えてみてください。

 

 

質問① この問題で一番困っているのは、誰ですか?

 

質問② この問題で最も困るべき人は、誰ですか?

 

いかがですか?

 

この質問をすると、次のように回答する人が多いです。

 

①が「私や同僚」

 

②が「自分勝手な部下」

 

これでわかりますよね?

 

「①=②」にならないことに、違和感を覚えませんか?

 

どうして、本来困るべき当事者が困っていないのですか?

 

本人が自分勝手な言動を続けても全く困ることがない職場環境

 

これこそが問題なのではありませんか?

 

だからこそ、より突っ込んで考えてみてください。

 

(①=②にならないなら)質問を続けます。

 

質問③ ②の人が困っていない理由はなんですか?

 

質問④ ②の人が困るために必要なことはなんですか?

 

質問⑤ ④で回答した対応を職場ができない理由はなんですか?

 

どうでしょうか。

 

もし、③や④で「上の人がきちんと注意してくれないから」「経営者が困っていないから」というような回答をした人は、次は②を「上司」「経営者」に変えて同じように質問に答えてみましょう。

 

そうすると、もっともっと問題の本質に近づくはずです。

 

ここまでやると、部下の人間性の問題の前に、もっと大きな問題が職場にあることに気づきませんか?

 

どうして、部下の自分勝手な行動が成立しているのか。

 

誰が成立させているのか。

 

職場のどんな問題が尻拭いしているのか。

 

輪郭を帯びてきますよね。

 

というわけで、今日のブログのタイトルを再掲します。

 

「いくら注意しても言うことをきかない部下に困っている管理職は、部下の人間性を疑う前に、まず職場の機能を疑いなさい!」

 

経営者や管理職にとっては耳が痛い話かもしれませんが、職場にベクトルを向けて考えて、職場の課題を洗い出して改善に乗り出さないと、例え問題を起こす部下が退職しても、2号3号と発生していきますよ。

 

そのために、まず初めに取り組んでほしいこと。

 

それは、職場の課題が見つかったら、その都度、今日行った5つの質問に当てはめて回答してみましょう。

 

何度も繰り返していると、それぞれの課題の中に共通点が見えてきますよ。

 

経営者や管理職にとっては苦しい作業だと思いますが、否認せずに認めましょう。

 

組織の課題は、まず認めること。

 

そして、あなたにできることを考えてみる。

 

ここから始めてみてください。