こんにちは。
エイダーズ山崎正徳です。
今日は、不安、辛さ、怒り、淋しさなどのネガティブな感情に悩まされている方に記事を書いてみます。
「不安で仕方がないんですけど、どうしたらいいですか?」
「イライラして仕方がない時とか、どうしていますか?」
こんな相談をよく受けます。
ネガティブな感情を減らすのに、最も手っ取り早いのは原因を取り除くことですよね。
例えば、仕事がストレスなら、仕事を辞める。
上司がストレスなら、異動させてもらう。
会うたびに嫌な気持ちになる友達がいるなら、距離を置いて合わないようにする。
こうやって、根本の原因を取り除ければ一番ですけど、実際になかなかそうはいきませんよね。
仕事をそんなに簡単にやめるわけにはいきませんし、自分から苦手な人と距離をおいても相手から近づいてくることもある。
ネガティブな感情をゼロにして生活するなんてまず不可能です。
だからこそ、上手に付き合っていくしかないのです。
そこで、「誰にでもできる方法」としてお勧めしたいのが、ポジティブな感情を増やすことです。
ポジティブな感情というのは、嬉しい、楽しい、安心、好き、興味、喜び、ワクワクなどです。
このポジティブな感情を増やして、ネガティブな感情に対抗するのです。
辛い、不安、怒り、嫌だ、悲しい、淋しい、という右回転の渦に対して

嬉しい、楽しい、安心、好き、興味、という左回転の渦をつくる。

こんなイメージです。
例えば、明日とてもプレッシャーのかかる大事な会議があるとします。
あなたはそのことを考えるととても不安で押しつぶされそうになる。
でも、明日の夜、5年ぶりに学生時代に仲の良かった友達と4人で飲みに行くことになった。
明後日は休みなので、翌日のことを気にせずにゆっくり飲める。
そのことを考えると、嬉しくて、とてもワクワクしてくる。
どうですか?
会議の不安が、友達と飲みに行く嬉しさによりだいぶ減少すると思いませんか?
こうやって、ポジティブな感情をきちんと日常の中で持てていると、嫌なことが続いても精神的な健康を保ちやすくなるのです。
このポジティブな感情を増やす習慣のポイントを上げます。
①一人で手軽にできる方法を持っておく。
コンビニで週刊誌を立ち読みする、コンビニでお菓子を選ぶ、友達にLINEをする、ジムで運動する、小説を読む、一人カラオケに行く、マッサージを受ける、お酒を飲むなど、手軽にポジティブな感情を味わえる行動を増やす。
旅行やフットサルのように、「年に数回しかできないこと」「休日にしかできないこと」「友達がいないとできないこと」に偏らないようにしましょう。
②静的な方法、動的な方法のバランスを考える。
マッサージや家で映画を見るなど、体力を使わない方法(静的)と、運動などのように体力を使う方法(動的)をバランスよく取り入れる。
疲れているのに運動でしかポジティブな感情を増やせないとなると、余計に疲弊してしまうので気をつけましょう。
いかがですか?
ポジティブな感情を味わっている時には、ちゃんとその感情を意識してくださいね。
「嬉しい」「楽しいなー」と言葉にしてみるのも有効ですよ。
あなたにできることから始めてみてください。
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