「正義感が強いまじめなスタッフを役職につけたら、すぐに暴走してみんなに嫌われる役職者になってしまった」と嘆く経営者や管理職が絶対に知っておくべき大切なこと。

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

前に、こんな相談を管理者の方から受けました。

 

とても正義感が強くて、いつも真面目に働く職員がいたので、この秋に主任になってもらいました。

 

現場の職員からも信頼が厚いスタッフだったのでうまくやるだろうと期待していたんですよ。

 

ところが、役職についた途端に今まで以上に熱くなって、他の職員やパートさんに対してやたらと口を出すんですよ。

 

もっとこうしないとだめだとか、自分ならこうするとか、利用者さんは心の中では悲しんでいるはずだ、なんで気づかないんだ、とか…

 

そんなことをするもんだから、たちまちみんなから嫌われてしまって。まだ主任になって半年そこらですよ。

 

前はもっと和気あいあいとした職場だったんですけど、彼を主任にしてからギスギスしちゃいまして。

 

どうしたらいいものか、悩んでいるんですよ。

 

ここまで読んで、「あ、うちの職場のことだ!」なんて思った方はいるはずです。

 

それくらい、この手の話は援助職の現場ではつきものだと思います。

 

前にこの記事(昇進が早い対人援助職は、職場で実力以上のパワーを持つから、自分の問題を「否認」しやすくなる)で書いたんですけど、対人援助職の職場は、普通の会社と比べると退職者が多く出やすいので昇進は早いですよね。

 

2~3年いるだけでその職場ではベテラン扱いされちゃうなんていうこと、決して珍しくないと思います。

 

だから、そこまでの経験がなくてもポンと役職を与えられてしまうのはよくあることです。

 

そして、そこまで成熟していないスタッフが役職という「パワー」を持たされることで起きるトラブルも物凄く多いと思うんですよ。

 

その中でも最も多いのは今回みたいなトラブルだと思うのです。

 

真面目で正義感が強いスタッフが、役職についたことで暴走してしまう。

 

正義感が強い人は、気をつけないと「自分が絶対に正しい」という思いにもなりやすいので、それだけで人間関係の摩擦が増えやすくなります。

 

自分自身の対人援助職としての使命感や思いの強さが、利用者だけでなく部下にまで向かい、その結果、部下をコントロールしてしまう。

 

自分の「正しさ」を強く押し付けて、「どうしてこうしないの?」「なんでわからないの?」となってしまうのです。

 

これは、現場のスタッフにはたまりません。

 

これまでは「熱い人だねー」「真面目だよね、僕ならあそこまでできないよ」なんて傍目で見ていられたものを、今度は自分がそのスタンスを強要されるわけです。

 

しかも役職というパワーをもっているわけですから、脅威ですよね。

 

「あいつ、主任になったら急に偉そうになって、なんかムカつく!」

 

「あの人大丈夫?あんな人だったっけ?」

 

なんて言われて避けられてしまう。

 

プレーヤーだからこそ正義感を活かせていた人が、現場の責任まで背負うことであっという間に嫌われ者になる。

 

こんなこと、あなたの職場もよくありますよね?

 

だから、「まじめだから」という理由だけで安易に役職というパワーを持たせることは、本当はとても危険なんですよ。

 

そのまじめさによるリスクを考えて、役職に着ける際に上司がきちんと役割を指導して見守るべきです。

 

それをせずに、「今日から主任ね」と言って現場に放り込む。

 

これが良くないのです。

 

現場が混乱し、昇進した本人も、その部下たちもお互いに傷つく。

 

結果として退職者が出る。

 

とても不幸なことです。

 

つまり、それは「正義感の強い職員の問題」なのではなくて、「職場の問題」です。

 

私は、対人援助職の現場で役職に就く方には、まずはバウンダリー(境界線)を学んでほしいなと思います。

 

自分自身の思いの強さに役職というパワーが加わるわけですから、そのリスクを正しく把握し、自分の課題や安全な人間関係の距離感を理解しておけば、避けられるリスクは多いはずなんですよね。

 

ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリーセミナーは今後も定期的に開催していきますので、ぜひ管理職がバウンダリーを学ぶことをあなたの職場の文化にしませんか?

 

人手不足の援助職の現場にとって、無駄な退職やトラブルを防ぐために、絶対に知ってくべき考え方です。

 

ぜひ一度は受講してください。

 

お待ちしています。

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