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折り返しの電話もかけてくれず、協力してくれない関係機関への対応で困っているあなたに、まず知ってほしい大切なこと。

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

「利用者さんの方針を立てたくて関係機関に電話しているのに、全く折り返しの電話もくれないんですよ。本当に困ってます!」

 

「患者さんの退院後の生活を支援する枠組みを決めるためにケア会議を開きたいのに、あそこの事業所さんはいつも来てくれないんです。無関心で。足並みが揃わなくて毎回困るんですよ」

 

こんな悩み、あなたにも経験がありませんか?

 

対人援助職にとって、関係機関との連携は利用者さんや患者さんの支援をする上で欠かせないものです。

 

でも、その関係機関が協力してくれない。

 

協力してくれないどころか、折り返しの電話もかけてこない。

 

これは本当に負担なことです。

 

利用者さんの担当者のあなたにとっては、辛さや不満、そして無力感を覚えるのではないかと思います。

 

こういうケースって、どの職場でもあることなんですけど、こういう時にみんなけっこうもったいないことをしてるんですよね。

 

というのは、ただ単に「あそこはだめだ」「いつもああだからな」「本当にわかってないから」みたいに、スタッフ同士でその関係機関の悪口を言って終わってしまっていることが多いんですよ。

 

本当は悪口で終わるのではなくて、ちゃんと「関係性」を評価して、その関係性がどう利用者さんに影響しているのかをよく考えた方がいいんですよ。

 

そして、その関係性を変えるための取り組みを職場で話し合った方が利用者さんにとっても職場にとっても必ずプラスになるんですよね。

 

なにより、私たちにとってその方が仕事が断然楽しくなります。

 

例えば、両親がずっと不仲なのに離婚しない。

 

毎日子どもの前で大声で喧嘩をして、時には暴力になる。

 

この不仲の両親に、子どもはずーっと巻き込まれ続けるわけです。

 

そしてその子が不登校になったとする。

 

さて、この両親は、どうやって学校に行かない子どもの気持ちを理解すればいいと思いますか?

 

子どもの友達関係や学校での様子を理解しただけでは足りますか?

 

もっと大切なことがありませんか?

 

そうです。

 

両親の長年の不仲がどう子どもに影響を与えてきたか、不登校に関係しているのか、よく考えないといけません。

 

極端な例えに聞こえるかもしれませんが、関係機関との関係を評価するのもこのような理由からです。

 

例えば、福祉事務所とクリニックの足並みが揃わない。

 

足並みが揃わないどころか仲が悪い。

 

お互いに「色々と押し付けてきて嫌になる」「いつも勝手に動いちゃう」なんて悪口を言い合っている。

 

必要な連絡も十分にしなくなって、最低限の事務連絡しかしなくなる。

 

さて、この関係の悪さの一番の被害者は誰でしょうか?

 

そうです。

 

患者さんですよね。

 

患者さんのことを理解するのであれば、まずは患者さんを取り巻く環境が、自分たちの関係が、どう患者さんに影響を与えているのか、これを考えないといけません。

 

そして、それが悪い影響を与えているとするなら、患者さんへの対応を検討する前に、「関係機関との関係性」をどうしていくのか、そこを職場単位で考える必要がありますよ。

 

悪口だけで終わらせているから、いつまでも何も変わらないのです。

 

全く協力してくれなくて困っているなら、「どうしてその関係が成立しているのか」を考えてみましょう。

 

どうして、全く協力しなくてもこの関係が成立しているのでしょうか?

 

どうしてその関係機関はケア会議に参加してくれないのに、電話を折り返してくれないのに、ケースは回っているのでしょうか?

 

どうして協力してくれない関係機関は困ることがなく、あなたが困っているのでしょうか?

 

その関係機関が困るとしたら、どんな場合でしょうか?

 

こう考えていくと、色々な問題が見えてくると思いますよ。

 

ただただ「やってくれない」「協力しない」「わかってない」と悪口を言うのではなく、どうしてこの関係が成立しているのかを考える。

 

そしてその関係を変えたいと思うなら、職場としてできることは何があるのか、どんな方法があるのか

 

短期戦で行くのか、それとも長い目で見て関係を変えていくのか

 

これをみんなでよく話し合ってみると、仕事が楽しくなりますよ。

 


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