経営者が支配的だと、スタッフは「社内評価重視派」vs「援助職としての誇りを捨てない派」に仲間割れして、退職リスクが一気に上がる。

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

今日は人間関係の話をします。

 

経営者や管理職がとても支配的な職場って、けっこう多いですよね。

 

気分のムラが激しくて、急に優しくなったり怒ってみたり

 

スタッフが自分の思い通りに動けばすごく機嫌が良くなって褒めたかと思うと、ミスがあったら鬼のような形相でキレる。

 

こういう上司がいると、現場のスタッフの安全は著しく阻害されます。

 

安全が著しく阻害されるということは、スタッフは「不安」になるわけです。

 

「今日は怒られないかな、平和に一日を終えたいな」と思う。

 

「評価を下げたくない。院長に少しでも好かれるようにしなきゃ」と上司の評価を得ようとがんばる人も出てくる。

 

上司の顔色を必死に伺い、上司を心地よくするコミュニケーションをとること、上司が満足する対応を行うことが仕事になる。

 

患者や利用者よりも、上司を見て働く。

 

これが極端になると、太鼓持ちみたいになりますよね。

 

一方で、不安だけでなく「不満」を強く感じる人もいる。

 

「おれは院長のために働いているわけじゃないぞ!」「私は施設長に振り回されず、利用者さんのために働きたい!」

 

こういう人は、支配的な環境の中でも不安や恐怖に負けず、援助職としての使命を果たそうと頑張ります。

 

「安全を得ようと上司を心地よくすることが仕事になる人」と「援助職としての使命を果たそうと頑張る人」

 

「社内評価重視派」と「援助職としての誇りを捨てない派」

 

まさに水と油だと思いませんか?

 

ここで派閥ができ、人間関係のトラブルになりやすくなります。

 

私は、かつて後者の「援助職としての誇りを捨てない派」に所属していましたね。

 

そして、前者の「社内評価重視派」と反りが合わなくて冷戦を展開していました。

 

「上の人にいい顔ばっかりして、援助職として情けない!」なんて同僚と居酒屋で悪口を言って盛り上がった記憶があります。

 

あの頃は「社内評価重視派」に対して悪い感情を持っていましたけど、今は全くそんなこと思いません。

 

悪口を言って申し訳なかったと心から思います。

 

今なら「社内評価重視派」の人たちに対して、「仕方がなかった」と思えます。

 

経営者や管理職が感情的で支配的だと、やっぱり怖い人は怖いですよ。

 

不安や怖さの大きさって、人によって違います。

 

だから、不安で仕方がない人は「上の人を怒らせないこと」が仕事になっちゃいますよね。

 

評価を大事にしたい人は、目の前の患者や利用者よりも、「上司の機嫌をとること」の優先度が上になる。

 

それでも援助職として頑張りたい人は、最低限の安全を確保しながらも利用者や患者を見る優先度を上げる。

 

支配者のいる職場では、サバイバルの仕方は人それぞれ。

 

そのサバイバルの方法を責めることなんてできないと思います。

 

問題は、サバイバルの方法ではなくて、「スタッフがサバイバルせざるを得ない職場のシステム」にあるのです。

 

この職場のシステムがずっと維持されることで、スタッフ同士の関係の悪さは改善されません。

 

対人援助職の職場でよくある、複数のスタッフによる一斉退職はこういう環境で多く発生します。

 

「援助職としての誇りを捨てない派」の結束力は強いです。

 

だから、その中の中心人物だったり、実力派のカリスマが辞める時に「それなら私も」と一斉退職につながりやすくなるのです。

 

もしあなたがこのような職場の環境に巻き込まれているとしたら、じっくりと職場のシステムを振り返ってみてください。

 

自分がどの立ち位置に居て、どんな感情を持って働いているのか。

 

これから人間関係をどうしていきたいのか。

 

今のように争いを続けていきたいのか。

 

自分がどうしたいのか、考えてみてください。

 

経営者や管理職の方がこの記事を読んでいるとしたら、あなたの職場でこのようなシステムが発動ていないか点検してみましょう。

 

改善するには、支配をやめることです。

 

部下が自分の思い通りに動かないなら、指導する必要はあっても安全を奪う必要なんてないのです。

 

スタッフは安全を阻害されることで派閥ができるのです。

 

一度立ち止まり、経営者や管理職としての自分を振り返ってみてください。

 

「退職者が減らない」「人間関係がいつも悪くてトラブルが続出している」といった問題でお困りの経営者や管理職の方

 

私の方でお話をうかがい、職場のシステムを一緒に整理し、改善策を検討するお手伝いも行っています。

 

ぜひお気軽にご相談ください。


セミナーのご案内

◆11月17日(金)ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー 定員8名 詳しくは  こちら キャンセル発生のため1名追加募集!

 

◆平成30年1月12日(金)ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー 定員8名 詳しくは  こちら 募集中!

 

◆もっとストレスに強くなりたい!介護職、看護師、福祉職のための連続講座「対人援助職の自助グループ」 定員8名 詳しくは こちら  満員御礼!    


ブログテーマ


初めに読んでほしいお勧めブログ記事