こんにちは。
エイダーズ山崎正徳です。
昨日、特別区人事・厚生事務組合社会福祉事業団様において、メンタルヘルス研修を行いました。

今回は、一昨年に続いて2度目のご依頼でとても嬉しいです。
ご参加頂いたのは、主に路上生活者の自立支援を行っている自立支援センターや、更生施設などで働く援助職の皆さま。
3時間に渡り、ストレスマネジメント、感情の扱い方、バウンダリー、援助職のトラウマなどについて講義させて頂きました。
路上生活者への就労、居宅、生活全般の支援や、更生施設での利用者さんへの対応は、業務内容を聴くだけでも相当にストレスがかかる仕事だろうと感じます。
精神疾患を抱える利用者さんが多いようですから、対応は様々な気遣いや工夫が必要でしょう。
また、利用者からの暴言暴力の被害に遭いやすいことに加えて、福祉事務所や病院など、関係機関との対応でも「医者に怒鳴られた」「関係機関が一方的で協力してくれない」など、強いストレスを感じるという話はよく聴きます。
大切なのは、「この仕事をしていれはこれが当たり前」という考えを捨てること。
そして、自分が置かれている環境を俯瞰し、そこから生じるストレス、考え方の癖や感情、そしてそれに伴い派生する職場の人間関係、利用者とのトラブルを方程式で理解することです。
私は、援助職の現場で起きること、皆さんが深く考えずに「普通のこと」と受け流している日常を切り取り、全てを言葉で説明します。
どうして暴力被害が増えるのか?
どうして関係機関との関係が悪くなるのか?
どうして虐待が起きるのか?
どうして職場の人間関係が悪くなるのか?
全てはつながっているのです。
説明可能なのです。
今回ご参加頂いた方からこんな感想を頂きました。
今までよくわからずにやっていたことが、実はきちんとした理論があり、結果・原因の把握や対応方法などを理解できた。
そうです、きちんとした理論があるのです。
私のセミナーを受けた方が、職場に持ち帰り、同僚に伝える。
そして、その職場が少しでも働きやすい職場になる。
傷つく人が一人でも減る。
そして、その職場の利用者さんや患者さんが喜ぶ。
これが私が望むことです。
これからも、少しでもお役に立てるよう、励んでいきたいと思います。
今回の研修受講者からは他にも以下のような声を頂きました。
・これまで受けた研修で1番興味を引く内容だった。
・気持ちが軽くなった。
・ちょっとしたポイントが仕事や職員間の対応に使えると思った。
・受講していない人にも勧めたい。
・進め方が上手い。内容もためになった。
・バウンダリーの大切さは知っているつもりだったが、改めて「知っているつもり」だったと実感した。
ありがとうございます!
ちなみに、会場は秋葉原

あんまり私には縁のない場所なので、いい気分転換になりました。
12月は千葉にも進出します!
職員研修のご依頼、ご相談、いつでもお待ちしております!
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