バウンダリー(境界線)基礎講座5日目「共依存の関係」

こんにちは

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

バウンダリー(境界線)基礎講座5日目。

 

今日は「共依存の関係」についてお話しします。

 

共依存とは、「自分の存在意義を見出そうとして、過剰に相手の世話をするなど、相手に必要とされる状況を作り出す関係性」です。

 

対人援助職が、援助職として必要とされることにより自分の存在意義を確認できるため、利用者や患者に「あなたが担当で良かった!他の方では困る!」みたいに言わせる関係をわざわざ作ってしまうことです。

 

誰かに必要とされたい、認められたい、賞賛されたいという気持ちって誰でも少なからず持っていると思います。

 

でも、あまりにも自分に自信がなかったり、いつも不安が強かったりするとその気持ちはより強くなり、共依存関係を作ることに固執してしまうのです。

 

必要以上に世話を焼いたり、自分の役割でないことまでやってあげたり、相手の喜びそうなことを先読みして動いたり、疲れているのに仕事を引き受けたり

 

自己犠牲的な行動が習慣化してコントロール不能になってしまいます。

 

対人援助の仕事を選ぶ人は、私も含めてですが、少なからず共依存の傾向はあるのではないでしょうか。

 

数ある仕事の中から、人を支援する仕事をわざわざ選んでいますからね。

 

私のセミナーに参加する方も、ブログを読んで共依存が引っかかって参加した、という人は多いですよ。

 

実際に、対人援助職の現場で起きるトラブルは、ほとんど共依存で説明できますからね。

 

共依存の関係は、援助職と利用者、という境界線を越えて家族や友達、恋人のような距離感になります。

介護士という距離感ではなく家族になる。

 

そうすると、「できること」と「できないこと」の境界線もあいまいになりますよね。

 

サービスの契約に基づいて支援をするはずなのに、介護士の感情に基づいてサービスが提供される。

 

「かわいそうだから」「やってあげないと怒りそうだから」「私が不安だから」

 

利用者さんに携帯番号を教えちゃう、理不尽な言動をされてもすぐに自分が悪いと思ってしまう、サービスにないことまで引き受けてしまう、などなど

 

こういう人は利用者さんからの人気が高いことも多いので、だから厄介なんですよね。

 

利用者さんからしたら、他のスタッフよりも明らかにやってくれる人。

 

心地よくさせてくれる人。

 

だから、他の介護士が対応したら、サービスが悪いとか、気が利かないとか言われてしまう。担当を変わってくれなんて言われちゃう。

 

それが原因で人間関係の摩擦が生じやすくなります。

 

前に私が相談を受けていたヘルパー事業所では、あるヘルパーさんが関わるケースでトラブルが増えるんですよ。

 

利用者がモンスター化したり、担当するヘルパー同士の人間関係が必ず悪化する。

 

詳しく聴くと、そのヘルパーさんの共依存の問題が招いているんですよね。

 

いわゆる「やりすぎ」なんです。

 

だから利用者さんもわがままになるし、一緒に入るヘルパーも被害を受けて不満が募る。

 

やりすぎのヘルパーさんはいつも疲れていて体調が悪い。

 

こんなことの繰り返しなんですよ。

 

あなたの職場でもこんなことありませんか?

 

対人援助職の共依存は強力に周囲を巻き込みトラブルが増えますから、やっぱりバウンダリーを学んで欲しいんですよね。

 

自分の不安、自信のなさ、こういった性格的な特徴をちゃんと理解して関わり方を変えていかないと、いつまでもいつまでも同じことを繰り返してしまいますよ。

 

今日は共依存についてでした。

 

次回は「無関心の関係」です。

バウンダリー(境界線)基礎講座6日目「無関心の関係」 


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