バウンダリー基礎講座2日目です。
※1日目はこちら→ 「バウンダリー(境界線)とは?」

※ブログ執筆者 AIDERS 代表 山﨑正徳のプロフィールは こちら
「私」と「あなた」の違いを認め合えるから、良好な関係を築くことができる。
今日はバウンダリーが保てている時の安全な関係について説明しますね。
私が毎回使う例え話なので聴き飽きている人はいると思いますが、
自由行動の時間に行く場所を班の中で決めていて、
太郎くんはどうしたも金閣寺に行きたい。
明くんもまた、どうしても清水寺に行きたい。
こういう場面でバウンダリーが保てていれば、
バウンダリーは、「私」と「あなた」は別々の人間であり、
太郎君は、「僕はどうしても金閣寺に行きたい。
だから、ケンカにならず、安全な方法で解決することができます。
じゃんけんで決めようか、多数決で決めようか、みたいな形が学生なら無難ですよね。
自分と相手の違いを受け入れているから、
これが適切な人間関係の距離感です。
これができると人間関係の摩擦は少なくなり、
太郎君は、「僕はどうしても金閣寺に行きたい。
だから、ケンカにならず、安全な方法で解決することができます。
じゃんけんで決めようか、多数決で決めようか、みたいな形が学生なら無難ですよね。
自分と相手の違いを受け入れているから、
これが適切な人間関係の距離感です。
これができると人間関係の摩擦は少なくなり、
「私」と「あなた」の区別がつかないから、人間関係の摩擦が増える。

一方で、明君がバウンダリーを守れず、「私」と「あなた」
人間関係の距離感がグッと近づきます。
相手の人間性、考えを尊重することが難しくなります。
「清水寺に行きたいのに、なんでお前は金閣寺なんだよ!」
「おれがどれだけ楽しみにしてたかわかるか?
このように、
家族や恋人、親友のような距離感です。
相手との信頼関係ができていれば別ですが、
仮に明君の主張が通り清水寺に行けるとしても、
「私」と「あなた」の違いがわからないから、
京都の修学旅行をテーマに話したので、
ここであなたに質問です!

修学旅行ネタは3日目に続きますが、
金閣寺と清水寺で意見が分かれた太郎君と明君は、
勝ったのは太郎君です。
清水寺に行けなかった明君は、太郎君にとても腹を立てました。
さて、質問です。
この明君の、太郎君への怒り、そして悲しみは、
太郎君の責任ですか?それとも明君ですか?
3日目に続きます。
☆バウンダリー(境界線)基礎講座
1日目 「バウンダリーとは」
2日目 「安全な人間関係の距離感を学ぶ」
3日目 「自分の感情は自分の責任!」
4日目 「支配・被支配の関係」
5日目 「共依存の関係」
6日目 「無関心の関係」
7日目 「ダブルバインド」
8日目 「人間関係の距離感チェック」