「変わりたい」けど「変わりたくない」。相反する二つの気持ちを理解してあげないと、利用者さんの話にあなたが「勝手に」振り回される。

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

カウンセリングをしていると、当然ながら相談者の方の揺れる思いに毎日のように触れます。

 

例えば、

 

「親との関係が辛いから家を出たい」「でも親に言ったら絶対に反対される。どうしたらいいかアドバイスが欲しい」と相談に来る。

 

じっくりと話を聞いて、課題を確認し共有する。

 

そして、今できそうな具体的な行動をこちらが提案する。

 

「そうですね。それならできるかも」なんて言いながらも…

 

「今はこんな理由があってすぐにできない」

 

「それをやると昔のことを思い出しちゃう」

 

などと色々な理由を並べ立て、行動に移せない。

 

でも、「いつになったら楽になれるんだろうか」と現状への葛藤を語り、次も「どうしたらいいですか?」と助言を求める。

 

こんなやりとり、けっこうあります。

 

「変わりたい」と相談にくるけど、行動に移すとなると二の足を踏む。

 

でも、「変わりたいんだ」「どうしたらいいですか?」と相談にくる。

 

あなたならこんな時、どんな気持ちになりますか?

 

「どっちかはっきりしない人だな」

 

「わがままな人だな」

 

「私の提案が悪いのかな」

 

こんなふうに感じる人もいるかもしれませんね。

 

こういう場面は、援助職は試されると思います。

 

その相談者の相反する二つの気持ち

 

これを理解して、付き合ってあげられるかどうか

 

相談者は「変わりたい」けど「変わりたくない」んですよ。

 

両方あるんです。

 

変わりたいから相談に来るし、変わりたくないから行動するのを躊躇する。

 

「親元を離れたい」けど「親元にもいたい」

 

いたってシンプルです。

 

この二つの間で揺れ動いているんですよ。

 

だから、それに付き合ってあげるんです。

 

寄り添ってあげるんです。

 

これができないと、毎回言うことに振り回され、「どっちなの?」「何しにきてるの?」なんて感じて疲れてしまうと思います。

 

白黒はっきりつけようとするから疲れるんですよ。

 

うまくいかないんです。

 

あなたが勝手に振り回されているんです。

 

わかりますよね?

 

介護や福祉、医療の現場でも、こんな場面はたくさんあるはずです。

 

「困った」と相談に来るからアドバイスする。

 

そのアドバイスを聞いて「ありがとうございます」「相談して良かった」なんて言いながらも

行動を変えない。

 

アドバイスしたとおりにしない。できない理由を並べ立てる。

 

でも、また「困った」と相談に来る。

 

それに対してこちらが困る必要はありません。

 

腹を立てる必要はありません。

 

繰り返しになりますが

 

「変わりたい」けど「変わりたくない」のです。

 

でも「変わりたい」のです。

 

両方あるから、困っているんです。話を聴いて欲しくて相談にくるんです。

 

だから、両方の気持ちを理解して、長い目で付き合ってあげればいいんですよ。

 

「そんな時間ない!」と思いました?

 

だったらなおさら両方の気持ちを聴いてあげるといいですよ。

 

話を聴いてあげないと、余計にわかってほしくて毎回のやりとりが長くなりますよ。

 

聴くべきポイントを丁寧に時間をかけて聴いてあげた方が、長い目で見れば絶対に時間は短くなります。

 

それができるようになると、もっと楽に相談を受けることができるようになりますよ。


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