私が彼へのDVをやめたら、今度は彼が子どものように私に怒るようになりました。なんでなの?

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

ここ数年、デートDVってよく話題になっていますよね。

 

特に女性から男性への暴言暴力が、よくテレビでも取り上げられるようになりました。

 

今日はDVでありがちなひとつの男女関係の形を紹介します。

 

私はDVの「加害者」と言われてしまう方のカウンセリングを多く行っていた時期があります。

 

暴言暴力が習慣になっている方がカウンセリングを始めると、早い人だと2~3回目で効果が出始めます。

 

自分が怒る理由がわかって、怒りではなくきちんとした言葉で伝えられるようになって、そしたら、なんだか憑き物がとれたように力が抜けて暴言などのトラブルがなくなる。

 

そういう人っているんですよ。

 

でも

 

カウンセリングを始めて、私がやっと彼に怒ることがなくなったと思ったら

 

今度は彼が子どものように怒るようになりました。なんでですか?

 

こういうことあります。

 

例えば、女性が加害者だったとして、いつもちょっとしたことで彼にキレる。

 

泣く。わめく。ひどい時にはモノを投げたり叩いたり。

 

そんな彼女を、彼はいつもひたすらなだめ、耐えてきた。

 

だから、彼女からしたら、「私がよくなったんだから、これで関係が良くなる。前みたいに喧嘩がなくなる」と思いますよね。

 

でも、

 

なぜか今度は彼が怒る。

 

彼女が言ったことに彼が不機嫌になり、いつまでも許してくれない。

 

それで、彼女がついに「もういい加減にしてよ!いつまで怒るの!」なんて怒っちゃった。

 

怒ることをやめていた彼女が、久々にキレる。

 

前のように泣きわめく。

 

そしたら、「あ、ごめんごめん」なんて急に機嫌を直した。

 

ちょっと安心した顔して。

 

え?なんで?

 

こっちが怒ったら急に機嫌直るってなに?

 

こう思いますよね。

 

そりゃ戸惑います。

 

でも

 

これって、本当にありがちなDVの関係性の形です。

 

なんだかわかります?

 

DVって、共依存関係で起きていることが非常に多いです。

 

暴言暴力で相手を支配しコントロールする加害者

 

加害者だけがクローズアップされがちですけど、DVが成立するって、相手があってこそです。

 

本当に嫌ならすぐに別れますよね。

 

もう会わないですよね。

 

怪我させられたら警察に通報するなりすればいいんですよ。

 

でも、それをせずに、耐え続ける相手がいるからDVの関係って習慣になり定着していくんです。

 

では、なんで相手は耐えているのか?

 

ここなんですよ。

 

多くの場合、相手は何かしらの役割を背負う自分に依存しているんですよ。

 

「こいつにはおれの存在が必要だ」

 

「彼を守ってあげられるのは私だけ」

 

「自分が我慢することで彼女が救われるなら、そうしよう」

 

みたいな

 

殴られたり、暴言を受ける自分に対して存在意義、価値を見出していて、そんな自分の役割に依存しているんです。

 

これがDVの共依存の形なんですよ。

 

耐える人がいるから、加害者の暴言暴力がエスカレートするなんてよくあることなんです。

 

だから、加害者が健康になっていくと、今度は被害者が不安定になることあるんですよ。

 

自分が依存していた役割を背負うことができなくなるからです。

 

わかりますよね?

 

「こいつにはおれが必要だ」

 

「守ってあげられるのは俺だけだ」

 

ができなくなるじゃないですか。

 

それは、不安定でバイオレンスな彼女がいたからこそ、彼は役割を感じることができていたんですよ。

 

その彼女が、なんとカウンセリングに行くようになったら急に良くなった。

 

もちろんここで「良かった!」と思える被害者の人もいますよ。

 

でも、そう思えない人、都合が悪くなる人もいる。

 

そうなると、彼は彼女を元に戻そうと「挑発行為」に走ることがあります。

 

今度は彼の方が不機嫌になり、喧嘩をしかけたりする。

 

そして彼女を精神的に揺さぶり不安定にする。

 

そこで彼女が「いい加減にしてよ!」と怒ったら

 

元の彼女の姿に戻ったら

 

彼は安心する。

 

そこで自分の役割を実感できる。

 

共依存の人って、こうやっていつまでもDVの関係から抜けられません。

 

だから、加害者だけでなく被害者もカウンセリングなりの治療が必要なんですよ。

 

自分のことをよく理解して、役割依存から回復していかないといけないんです。

 

DVの被害にあっている方も、カウンセリングが必要なのです。

 

「被害にあっている自分」を客観視して理解して、問題に向き合っていくことが大切ですよ。

 

カウンセリングの詳細は こちら でご確認ください。

 

セミナーのご案内

◆9月8日(金)対人援助職の悩みの本質が正しくわかる!家族システム論セミナー 定員8名 詳しくは こちら 満員御礼! キャンセル待ちをご希望の方はご連絡ください。

 

◆10月5日(木)ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー 定員8名 詳しくは こちら

 

◆10月27日(金)ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー 定員8名 詳しくは  こちら

 

ブログカテゴリ