利用者さんからきつい暴言を受けた後、ぐったりしてしまいました。早く回復する方法を教えてください!

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

時々このブログで話していますが、私は公的相談窓口で、月2回相談員の方のカウンセリングを行っています。

 

今日はこの前受けた相談の話をします。

 

「ひどい暴言を電話で30分も受けました。私のことをずっとオマエ呼ばわりです。30分で何とか電話を切れたんですが、その後もう放心状態で。電話が鳴っても出る気になれなくて。同僚に迷惑をかけてしまいました」

 

「周りのみんなが優しかったから良かったです。でも1時間くらい戦力にならなくて。こういう時って、気持ちを切り替えてすぐに動けるようになれたらいいんですけど」

 

「こういう暴言を受けた後にグタっとならない方法があれば教えてください」

 

「私の隣の席の同僚は、そういう電話の後はむしろガンガン電話に出るっていうんですよ。そうしていた方が楽だからって。すごいなー、私もそうできたらいいんですけどね」

 

こんな相談でした。

 

皆さんはこの話を聴いて、どう思いますか?

 

援助職の仕事をしていれば、暴力的な言動で傷ついたこと、誰でもありますよね?

 

皆さんはそういう時、どのように対処していましたか?

 

早く回復したい

 

何事もなかったように普通に仕事をこなしたい

 

こう思いますよね。

 

では、早く回復する方法を教えますね。

 

それは

 

「ちゃんとぐったりすること」

 

です。

 

前に、この記事でも説明しました。

とてもショックな出来事があった時に落ち込むのは、あなたの「心が弱い」からではなく、あなたの「心が健康だから」

 

人間は、普段経験しないような強いショック、大きなストレスを受けると

 

眠れない、イライラ、落ち込み、不安など、心身に様々な反応が表れます。

 

これは決して心が弱いわけではなく、人としての極めてノーマルな反応なのです。

 

電話で30分もう暴言を受けたわけですよ。

 

言ってみればリンチですよね。

 

そんな暴力を30分も受け続けて、やっと解放されたらどうなりますか?

 

普通、安全な場所まで移動して、しばらくそこで横になってませんか?

 

できれば安心できる誰かにそばにいてもらって、

 

「大丈夫?」「水飲む?」とか言ってもらいながら

 

グダっとしたくないですか?

 

暴言、暴力を受け続けるって、本当に大きなエネルギーを使います。

 

駅伝でタスキを渡した後の選手を思い浮かべてください。

 

暴言が終わった後って、まさにあんなイメージではないですかね。

 

だから、グタっとなるのって、とても普通の反応なんですよ。

 

それだけきつかったということです。

 

そこで良くないのが、傷ついた自分を「心が弱い」と責めたり、回復を焦って無理をすることです。

 

傷口が広がり、回復に要す時間が長くなってしまいますよ。

 

グタっとしてしまうなら、環境が許す限り周りの理解を得て

 

ちゃんと休ませてもらうといいですよ。

 

そのまますぐに仕事を続けざるを得ない場合、その日は十分なパフォーマンスが発揮できないことを受け入れましょう。

 

私なら、「もう今日は無理だから、あとはよろしく!」と同僚に言いたいですね。

 

それが普通の反応だし、お互い様だからです。

 

また、「同僚はそういう時でもガンガン電話に出る」ということですが

 

それも、大きなストレスを受けた時の反応の一つなんです。

 

傷が大きいがゆえに、何かにのめり込んで気を紛らす方法をとっているんです。

 

つまり、決して「同僚の方が心が強い」というわけではないんですよ。

 

受けたショックに対する反応、適応の仕方が違うだけなんです。

 

理解できましたか?

 

ただし、頭でわかってはいても、暴力の被害に遭うと

 

「私の対応が悪かったんじゃないか」

 

と自責的になってしまいやすくなるものです。

 

だから、暴力の被害に遭った人がいれば、職場がきちんと支えてあげないといけないんですよ。

 

決して孤立させてはいけません。

 

最悪なのは、暴力被害に遭ったばかりの人に反省を促すことです。

 

もっといい対応ができたかもね

 

あなたの対応が悪いからだ!

 

患者さんが怒るのも無理はない!

 

みたいに

 

傷口に塩を塗るだけで、なんのメリットもありませんからね。

 

ぜひこちらの記事も読んでみてください。

利用者や患者に暴言暴力を受けた対人援助職は、そのことを対応や技術の問題にされ、2回傷つく 


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