なぜ援助職の現場で虐待が起きるのか、「巨人の星」で説明します!(介護職、看護師、福祉職必見!)

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

今日は、援助職の職場で起きる虐待についての話をします。

 

虐待って、職員個人の問題だと思いますか?

 

職場の問題だと思いますか?

 

どうでしょうか。

 

これからする私の話を聴いて、よく考えてみてください。

 

皆さんは、巨人の星を読んだことありますか?

 

読んだことなくても、なんとなく星一徹と星飛雄馬がどんな関係なのかわかりますよね。

 

父親の一徹がちゃぶ台をひっくり返すシーンは、大体みんな知っています。

 

巨人の星を読むとよりわかりますけど、一徹の暴力は本当にひどいですよ。

 

今すぐ警察か児相に通報するレベルです。

 

殴る、蹴る、物を投げる

 

やられてばかりの飛雄馬

 

かわいそうです。

 

気の毒です。

 

飛雄馬はひたすら暴力に耐えています。

 

辛いはずです

 

酒浸りの父の姿は怖いでしょう

 

不満や怒りもあるはずです

 

じゃあ、飛雄馬はこの怒りや不満、悲しみをどこで癒していたでしょうか?

 

これだけの目に遭うわけですから

 

どこかで発散しないと精神のバランスが崩れますよね

 

この話は、巨人の星を読んだことがある方ならわかると思うのですが…

 

知ってますか?

 

飛雄馬って、一徹に似ているんですよ。

 

というのは、学校で、友達に対してけっこう暴力的なんです。

 

ほら、これ見てください。

これ、飛雄馬をからかったわけでもなんでもないんですよ。

 

野球の話をしていただけ。

 

その話が気に食わなかった飛雄馬。

 

突然後ろからこの暴力。

 

机がひっくり返っています。

 

傷だらけです。

 

ひどいと思いません?

 

これだけではないんですよ。

 

「修学旅行事件」という別の暴力事件もあるんです。

これもひどいもんですよ。

 

そこまでするか?と思うほどにやってます。

 

ほら

この友達は、お金がなくて修学旅行に行けない飛雄馬に

 

「うちがお金を出そうか」と言っただけです。

 

まあ、確かに上から目線で鼻につく言い方なんですよ。

 

でも、グーで殴ることありますか?

 

机がひっくり返ってますよ。

 

大リーグボール養成ギブスで鍛えた体で殴られたら、一つ間違えば命に関わります。

 

ひどすぎませんか?

 

そうなんですよ。

 

わかりますか?

 

飛雄馬の怒りや悲しみは、暴力という形で同級生に向かっているんです。

 

覚えてほしいキーワードは

 

「怒りは強いものから弱いものに向かう」ということです。

 

父から子に向けられた暴力。

 

そして子の怒りはさらに弱い立場の同級生に向かう。

 

こういう流れですね。

 

修学旅行事件の時、飛雄馬は先生から職員室で怒られます。

 

当然ながら、先生たちの間では、「飛雄馬は暴力トラブルになりやすい生徒」でしょう。

 

じゃあ、飛雄馬の暴力は「飛雄馬個人の問題」でしょうか?

 

どうやったら、飛雄馬の暴力は直りますか?

 

注意しただけで変わりますかね。

 

私はあんまり変わらないと思います

 

だって

 

あの親父がいるんですから。

私は、一徹を何とかしないと飛雄馬の暴力のリスクは変わらないと思うんですよ。

 

飛雄馬に「修学旅行事件を思い出すがいい」なんて偉そうに言ってるけど、

 

「おまえなんて何回家で暴力事件を起こしてんだ?」と突っ込みたくなります。

 

飛雄馬を暴力被害から解放してあげないと、感情が癒されないと思うんです。

 

つまり、飛雄馬の友達への暴力は「家族の問題」だということです。

 

私なら、飛雄馬のカウンセリングではなく一徹のカウンセリングですね。

 

一徹に変わってもらわないと、飛雄馬の暴力の改善には時間がかかりますよ。

 

さて、だいぶ巨人の星トークが長くなりましたが、実はここまでは前置きです…。

 

長い長い前置きにお付き合いいただいありがとうございます。

 

始めの質問に戻ります。

 

対人援助職の職場で起きる虐待の問題

 

ヘルパーから利用者さんへ

 

看護師から患者さんへ などなど

 

個人の問題ですか?職場の問題ですか?

 

そうですよ。

 

「職場の問題なんじゃないか?」って思ってくださいね!

 

もちろん、すべて職場が悪い!なんて言うつもりはありません。

 

個人の課題ももちろんあります。

 

でも、職場の環境が個人の問題を助長してしまうんですよ。

 

職場の人間関係があまりにも悪かったり

 

パワハラをしたり

 

いじめや派閥があったり

 

退職者が多くていつも疲れてストレスをため込んでいたり

 

大変な割には給料が安くて自尊心が下がりやすかったり

 

「この業界ならこれは当たり前だ!いやなら辞めれば?」なんて言われていたり

 

そんな傷つく毎日を送っていたら

 

その怒りや悲しみ、辛さの向かう場所は、どこになるでしょうか?

 

怒りは強いものから弱いものに向かいます

 

「弱いもの」

 

どこにいますか?

 

援助職のすぐ目の前にいますよね?

 

こうやって、暴力が暴力を呼ぶんです

 

暴力が連鎖するんです

 

怒りや悲しみが連鎖するんですよ

 

家で旦那さんに八つ当たりしたり

 

彼氏に理不尽にキレたり

 

帰りに寄ったバーミヤンでクレームつけてみたり

 

虐待にならなくても、色んな形で連鎖は起きやすいんです。

 

だから、虐待を「個人の問題」として処理してしまうのは、とてもリスクだと思うのです。

 

虐待が発生しやすいシステムが、職場に起きている

 

こう考える必要があります。

 

つまり、虐待にならない職場環境づくりをしていかないといけないんですよ。

 

まずは、このブログを読んで虐待のシステムをよく理解してください。

 

暴力的なコミュニケーションが根付いている職場は、要注意です。

 

そうだと職場の人間関係が常に悪いはずです。

 

だから、いつ何が起きてもおかしくないですよ。

 

職場が変わらないといけないんです。

 

個人の問題にしていたら、何も変わらないのです。

 

虐待や暴力的なトラブルを少しでも減らしていく取り組みを職場で行っていくために、ぜひ私のセミナーに参加して暴力に関する理解を深めてください。


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