こんにちは。
エイダーズ山崎正徳です。
あなたは、同僚に理不尽なことを言われたり、利用者さんからきついことを言われて傷ついているのに、
「こんなことで怒ってはいけない」
「利用者さんに嫌な感情を持ってはいけない」
「こんなに落ち込んでいるのは私が弱いからだ」
なんて、自分に生じるノーマルな感情を否定してしまってはいませんか?
「こんなことで怒るなんて、私は弱いですよね」
カウンセリングの場面でこう言う方に、私はこう伝えることがあります。
「あなたが怒っているんだから、怒っていいんですよ」と。
だって、感情っていうのは自然に湧き出てくるものですよね。
例えば、野生の草食動物が、虎を見て「怖い」と感じるから逃げる。
「怖い」という感情があるから、自分がとても危険な状況にあることがわかるんですよね。
そこで、「こんなことで怖いと思っちゃいけない」なんて言ってたらどうなります?
食べられて死んじゃいますよ。
だから、「怖い」という感情を持つこと自体は全く悪いことではなくて、むしろ普通のことなんです。
あなたが怒りを感じているなら、まずは怒りを感じること自体は受け入れた方が、体には絶対いいですよ。
ノーマルな感情を持つこと
これを許してあげないと始まりません。
「怒っちゃいけない」
「辛いなんて思っちゃいけない」
こうやって感情を抑圧するから、体にでるんです。
何をやってもやる気が起きない
眠れない
涙が出る
そして、最後は怒りが爆発することだってあるでしょう。
エネルギーが枯渇して、燃え尽きることだってあるでしょう。
そうならないためにも、まずは自分の感情を肯定する習慣をつけましょう。
勘違いして欲しくないのは、
「怒りを受け入れる」=「相手に怒りをぶつけていい」ではありません。
感情と行動は別物です。
まずは自分が怒っていることはありのままに受け入れる。
どれだけ怒っているのかを理解する。
その怒りが、生活にどう影響を及ぼすのか考えてみる。
家族に当たり散らさないか?
お酒の量が増えないか?
ネットにのめり込まないか?
職場に行きたくないほど強い怒りか?
職場で口論になってしまいそうか?
同僚にグチを言えばなんとかなるレベルか?
影響をできるだけ抑えるためにも
安全に怒りを処理した方がいいですよね。
だから怒りのレベルを評価して、
一人で抱えられなければ人に相談するなり
運動して発散するなり
対処をしていくんですよ。
感情を受け入れ、認めるからこそ、どう処理するかを悩めるんです。
感情を認めず、何もなかったことにするのは
言ってみれば不発弾を体の中にため込むようなものです。
不発弾が常に何十発と体に埋まっている人
珍しくないですよ。
そういう人は、感情を抑圧する習慣がついているんです。
だから、今から習慣を変えていくんです。
自分の感情をそのまま受け入れる
肯定する
辛ければ
「辛いなー」と言葉にする
できることから始めてみてください。
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