女子プロレス残酷物語を読んで感じたこと。「うちではこれが当たり前」と向き合う勇気が組織を変える話

こんにちは。

 

こんな本を読みました。

17人の女子プロレスラーのヒューマンストーリーなんですが、これがまたすごいですよ。

 

親がアルコール依存症だったり、ひきこもり、いじめ、暴力など過酷な幼少期を過ごしたレスラーの話が多くて、それだけでもかなり読み応えがあるんですが

 

それに加えて女子プロレスの世界の残酷さ、過酷さ、厳しさ。

 

すさまじいですね。

 

デビュー前なんて奴隷同然。

 

ほとんど睡眠時間も取れず、休みもなく、練習と雑用を繰り返す。

 

そして先輩からの理不尽な命令、いじめ

 

辛さに耐えかねて逃げ出すなんて当たり前。

 

ようやくデビューできても嫉妬やいじめ、派閥などで苦労の連続。

 

やっと軌道に乗ったと思えば経営難で団体が解散したり

 

非情に過酷ですよね。

 

全てが残酷。

 

この本に出てくるレスラーはその辛さを耐え、成功を修めたレスラーだから紹介されてるんですよね。

 

サクセスストーリーになる。

 

でも

 

失意のまま辞めていったり逃げ出した人、どれくらいいるんでしょうかね。

 

女子プロブームだった頃なんて、入門希望者だけで3000人くらい時代だったようですから

 

いじめてシゴキ倒して

 

それで新人がいなくなっても困らないですよね。

 

いくらでもいるんですからね、入門希望者は

 

でも、女子プロ人気だっていつまでも続きませんでしたからね。

 

象徴だった全女の解散のように、ファンが離れていって経営難に陥る団体が後をたたないわけですよね。

 

そんな状況でも、理不尽なシゴキやいじめは変わらなかったんでしょうね、この本読むと。

 

プロレスラーになるにはそれくらいの根性が必要だという理屈なんでしょうし

 

確かにそれで強くなるということはあるんでしょう

 

実際、この本に出てる選手は乗り越えたんでしょうけど

 

ほんとにそのやり方が正しかったんでしょうかね?

 

理不尽なシゴキが人を強くして、それで魅力のあるレスラーになってお客さんを呼べて、収入が入る

本当にそうなんでしょうか。

 

「苛めてシゴキ倒して辞めていった人たちが仮に残っていても、スター選手には絶対ならなかった」と言い切れますか?

 

私はプロレスファン歴かなり長いですけど、

 

今、プロレス業界を牽引している新日本プロレスをはじめ、きちんと経営がなりたっていてファンから支持されてる団体って、

 

バウンダリー(境界線) をきちんと保って仕事をしているように思えます。

 

お互いを尊重し、それぞれが存在意義を感じ、役割や理念を共有しきちんと話をしあえる関係。

 

そういうふうにきちんと組織化された団体が、ファンから支持されているように思えます。

 

新日本なんて、プロレス団体の中では人間関係がかなり良い方らしいですよ。

 

まあ、プロレスの世界の上下関係の厳しさや過酷さ、理不尽さなどは当然あるでしょうけど。

 

今中心になっている30~40代のレスラーが変えたんではないでしょうか。

 

彼らだって苛められたり、理不尽なシゴキを受けてたはずです。

 

でも、変えたんだと思います。

 

連鎖を止めたんですよね。

 

連鎖を止めるのって、意外と簡単なんですよ。

 

自分たちがやられて嫌だったこと、効率や生産性が悪いと思ったことをやらなければいいだけです。

 

それで新人が辞めずに、トップレスラーを目指せして成長していける環境なんて素晴らしいじゃないですか。

 

「うちではこれが当たり前」

 

「私たちだってこれで育った。甘えるな」

 

うちではこれが当たり前って、便利な言葉ですよ。

 

自分たちがやっている行為をちゃんと説明できないということですよね。

 

でも、部下や後輩には「何も言うな」ということでしょ?

 

うちではこれが当たり前が多ければ多いほど、組織の機能は失われていく可能性が高いですよ。

 

伝統、文化は大事ですけど、ただ相手の人間性を尊重しないだけの悪しき慣習が当然のように引き継がれていくって、なんか意味あるんでしょうか。

 

関連記事として、教えてくれない職場は、「教えること」を教えないから「教えられる人」が育たないを前に書きましたが、これはこのブログで最も読まれている記事です。

ぜひ読んでみてください。

 

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