こんにちは。
エイダーズ山崎正徳です。
5月27日に特定非営利活動法人ことぶき介護様にて、職員研修の講師を務めさせて頂きました。
「虐待・暴力トラブル防止セミナー~なぜ、援助職の現場で暴力的なトラブルが増えるのか~」

以下の構成でお話させて頂きました。
1.職場の人間関係が悪いと、なぜ虐待のリスクがあがるのか。
・虐待は個人の問題か?職場の問題か?
・怒りは強いものから弱いものに向かう。
2.正しい人間関係の距離感、「バウンダリー(境界線)」を学ぶ
・正しい人間関係の距離感とは
・バウンダリーが保てない時に、職場での人間関係や利用者さんとの関係に何が起きるのか。
・上司から支配を受けた援助職の怒りや悲しみが利用者さんに向かうことがある。
・職場の人間関係に疲弊した援助職は、利用者に癒しを求める。
・援助職が「援助職として必要とされる必要がある」共依存の関係
・経営陣や管理職の現場への無関心は、現場の無法地帯化を招く
3.暴力的なコミュニケーションを防止するために
・暴力的なコミュニケーションとは何か
・ノーマルな感情を共有できない職場は燃え尽きを招く
・利用者さんの暴力についての考え方
・自己主張の仕方 など
「今までの研修で1・2を争う面白さでした!」
「虐待防止と聞いていたので、怒られるのかなと思っていたんだけど、本当に役に立つ内容で驚きました!」
「とにかく感動しました!すべて身につまされるお話ばかりでした!」
「援助職としてももちろんですが、人間としての自分について本当に考えさせられる話ばかりでした」
こんな嬉しいお声を頂きました。
今回は、こちらの研修内容が見事にニーズにマッチしていたようで、とても多くの喜びの声を頂き、本当に嬉しいです。
人手不足は、当たり前のことながら、採用の強化だけでは追いつきません。
職場に暴力的なコミュニケーションが根付くと、いくら人を雇っても退職者の数が勝ちます。
人手不足で疲弊してくると、より暴力的なコミュニケーションが増えてきます。
このシステムが発動してしまうと、職場のシステムそのものと向き合い、変えていかないと解決が困難になります。
今、多くの介護の現場が人手不足の課題を抱えていると思いますが、
まず、一度自分たちが日々もがいている環境を客観視してみる必要があると思いますよ。
ランニングマシーンの上をいくらひたすらに走っても、報われなさしか生まれません。
つまり、ランニングマシーンを降りる(退職する)か、そこで倒れる(燃え尽きる)しかなくなるのです。
私自身もこのような苦しみを嫌と言うほどに味わいました。
だから、すべてを、誰にでもわかるように言葉で説明したいのです。
全ては説明可能なのです。
そして、一人でも多くの援助職の方が、今の報われなさから救われ、この仕事を志した時の喜び、やりがいを取り戻してほしいのです。
それが自分の使命だと思っています。
職員研修はダイレクトに職場に働きかけられるので、システムを変える最高の機会です。
ぜひ、あなたの職場が変わるきっかけ作りを、私にサポートさせてください。
職員研修やご相談など、お気軽にお問い合わせください。
セミナーのご案内
◆平成30年2月22日(木)対人援助職のための虐待・暴力トラブル防止セミナー 定員8名 詳しくは こちら
◆平成30年1月12日(金)ストレスが減る人間関係の距離感がわかる!対人援助職のためのバウンダリー(境界線)セミナー【基礎コース】 定員8名 詳しくは こちら 残り3名!
◆もっとストレスに強くなりたい!介護職、看護師、福祉職のための連続講座「対人援助職の自助グループ」 定員8名 詳しくは こちら 満員御礼!
ブログテーマ
初めに読んでほしいお勧めブログ記事
◆なぜ援助職の現場で虐待が起きるのか、「巨人の星」で説明します!
◆思い通りにいかないと感情的になる部下には、「感情的になった事実」を問題として扱う
◆まだ犯人探しなんて無駄なことやってんの?利用者さんとのトラブルを家族問題で置き換えてみると、職場の課題が丸裸になる!
◆教えてくれない職場は、「教えること」を教えないから「教えられる人」が育たない。
◆「思考」と「感情」の違いがわからないと、ストレスが倍増する!
◆職場のスタッフの本当の悩みに経営者のあなたが気づかない限り、人材不足などの問題はなくなりませんよ。
◆利用者さんからきつい暴言を受けた後、ぐったりしてしまいました。早く回復する方法を教えてください!
◆従業員の燃え尽き防止のセミナーもいいけど、その前にきちんとサービスの限界設定をしませんか?