経営者のあなたが現場に関心をもたないと、いじめ、虐待などの暴力トラブルが根付く環境が出来上がりますよ。

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

前に私がカウンセリングを担当していた男性の話です。

 

その方は、子どものころにお兄さんからひどい暴力を受けていました

殴る蹴るは当たり前。

ひどい時は歯が折れたことがあったようです。

親はどうしてたんだ?止めなかったのか?と思いますよね。

この方は両親が自営業で仕事にかかりっきりで、家にいないことが多かったらしいのです。

夜になるとお母さんが来てご飯を作ってくれたりは普通にあったようですが、基本的にいつもお母さんは忙しそうで余裕がなくて、両親が揃えば経営のことで口論になる。

いじめられてることを言っても、どうもそこまで取り合ってもらえないことが何度かあった。

その内、「親に言っても仕方ない」と思うようになったようです。

さすがに歯が折れた時は言わざるを得なかったようですが、そこでも「また何かあって本当に大変なら言ってね」と言われてしまったようです。

もうすでに大変なのに、「また何かあったら言え」って、どこまでの大怪我したら助けてくれるの?

こう思いますよね。

だから、もう言ってもダメだと思う。

とにかく耐えることを続けるしかなくなる。

 

こうして、長期に渡り暴力を受けることになったようです。

暴力を振るっていたお兄さんも、きっと親に対する悲しさ、寂しさ、怒りがあったんじゃないかなと思います。

その怒りのはけ口が弱い弟に向かい、いくらやっても暴力を咎められることがないから暴力がエスカレートした。

こうやって、親のいない魔の時間帯が、無法地帯となり、暴力タイムとなったのです。

今日は家族の暴力問題の話から始めましたが、これは職場でもそっくりそのまま置き換えることができるのです。


例えば、施設において職員が利用者さんに暴力的に対応することが定着し、虐待事件になる。

こういう時にテレビに出てくる経営者は、現場のことをよくわかっていないように見えます。

現場の職員に任せていたら、こうなった。

知らなかった。

こんなふうに顔に書いてあります。

きちんと管理をするべき人が役割を果たさない。

関心を示さない。

現場の責任者や、現場のスタッフとのコミュニケーションが少なくなる。

現場で毎日何が起きているのか、スタッフはどんなことを感じながら働いているのか、不満などはないか、利用者さんとの関係はどうなのか、困っていることはないか

知っておいた方が良いことは山ほどあるはずなのに、ほとんど知らない。

知ってる気になってるのかもしれません。

そうなると、現場が無法地帯になる可能性は一気に上がりますよ。

責任者の好き放題になり、いじめやパワハラが日常的になるとか

モンスター社員にきちんと注意する人がいないので、全員が振り回されたり

利用者さんへの対応が日々雑になっていき、暴力をふるう人が出てくる

それを見て、真似する人も出る。

虐待が定着していく。

気づけば大きな問題になり、職員が容疑者になりテレビに出ている。

実際によくありますよね、こんなこと。

これは、虐待をした職員個人の問題ではないのです。

職場が、虐待が根付く現場を構築したのです。

虐待が発生するシステムを作ったのです。

システムを変えないことには、いくら職員を取り替えたって何も変わらないですよ。

個人の問題にせず、「どうしてこの職場では虐待が長いこと続いていたのか」と考えれば、色々な問題が見えてきます。

職場の暴力や事故については以下のブログにまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。


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