モンスター社員が退職したことで一件落着にしていませんか?体質が変わらなければ必ず2号が育ちますよ

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

今日は依存症の話からします。

 

アルコール依存症の夫がいて、本人の尻拭いばかりしている妻がいるとする。

 

本来は依存症の本人に責任を返さないといけない場面でも、妻が世話焼きをして面倒をみちゃう

 

それで夫はますます妻に依存して、お酒をやめようなんて思うこともない。

 

妻は、夫のお酒の問題に困っているんですが、自分に問題があるなんて思っていない。

 

そういう時、妻の思考では「うちの夫は問題がある。でも、うちの家族には問題がない。夫がお酒さえやめれば、家族の問題はない」

 

家族の問題ではなく、夫の問題

 

こう思っています。

 

もちろん、依存症者本人の問題は大きいです。

 

でも、夫に尻拭いを続けて、飲酒を助長している家族にも問題はある。

 

それに気づいて、妻も回復をしていかないと、なかなか依存症が回復に向かわないことって、珍しくありません。

 

依存症は、家族の病なんですよ。

 

これと似たようなことは会社でもたくさんあります。

 

モンスター社員の相談なんか受けているとまさにこの場面にたくさん出会います。

 

会社は、モンスター社員が辞めてくれさえすればいいんですよね。

 

辞めたら一件落着なんですよね。

 

問題があるのは社員であって、うちの会社ではない。

 

確かに、社員個人の問題が大きいのは事実です。

 

でも、モンスター社員は、職場が育てているんですよ。

 

みんな初めはまじめだったんですから、話を聴いていると。

 

長年かけて育ったんですよ。

 

伝えるべき注意をしてこなかったとか

 

なんとなく問題をあいまいにし続けたとか

 

上司が本人に無関心だったとか

 

本人を傷つけるようなことをし続けて、本人が長く怒りを溜め込んでいたとか

 

そうやって、会社というシステムがモンスター社員を育て、維持していたんですよ。

 

手に負えなくなるほど問題が大きくなったから、はじめて「問題」になった。

 

「社員個人の問題」になった。

 

「会社の問題」ではなく。

 

「やっとモンスターがやめてくれましたよ。これにて一件落着ですね!」

 

こんな言葉をよく聞きますけど、いやいや、一件落着じゃないですよ!

 

エピソード1が終わっただけ。

 

会社の問題を真摯に認めて、モンスターを育てた土壌の改善に育たないと

 

簡単に2号が発生します。

 

私の経験では、2号が発生すると、3号発生までのスピードは速いですよ。

 

エピソード2はきついんです。

 

モンスター社員の問題で悩んでいる職場は、「個人の問題」にしている限りずっと同じことを繰り返すのです。

 

一人が退職して一息つくのもいいですが、一息ついたらちゃんと振り返りをすることです。

 

退職者を減らしたいなら、業績を上げたいなら、虐待などのリスクを減らしたいなら、人間関係の仕組みを家族システムで理解して、組織を整えていく必要がありますよ。

 

システムで理解すれば、あなたの職場で起きていることはすべて説明可能なんです。

 

このブログを読んで頂くだけでもだいぶ理解は深まるはずです。

 

まずは、ブログを定期的に読んでみてください。

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