働かない新人がいるんですが、上司に相談したら「今は人手不足だから我慢して!」と言われました。

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

働かない新人がいるんですが、上司に相談したら「今は人手不足だから我慢して!」と言われました。

 

援助職の現場では、こんな悩みは山ほどあるんじゃないでしょうか。

 

退職者が多く常に人手不足。

 

そしてようやく新人が入ったかと思えば、自分の親くらいの年齢の人が入ってきて、ちゃんと働かないし態度もよくない。

 

イライラするなー

 

ちゃんとやれよ

 

介護の仕事なめてるでしょ、絶対

 

こんなふうに、あなたは怒ってますよね。

 

でも、上司に相談したら「人手不足だから我慢して!」と言われちゃった。

 

まあ、上司の気持ちはわかるけど、それにしても納得いかない

 

今度ガツンといってやるかな

 

それで辞めるなら本人次第だから

 

よし、言ってやる!

 

こんなふうに考えていませんか?

 

でも、それで職場って特に変わらないですよね。

 

あなたがスッキリするだけで

 

私も退職者が多い職場って嫌と言うほど経験しましたけど、「できる人」が来ることを待つ職場って、もうその時点でやばいですよ。

 

人頼みで、教育がないんですよね。

 

言い方を変えると、育つ、育てるということを職場が学んでないんですよ。

 

だから、ずーっと「いい人こないかなー」なんて言っている。

 

ちょっと変な人やできない人入ってくると、育てられないので、みんなで苛めたりダメ出ししたり

 

それでその人は辞めていくか

 

変な形で居つくか

 

それの繰り返しになるんですよね、そういう職場は。

 

ちょっと考え方を変えてみませんか?

 

あなたの職場で起きていることを家族に置き換えてみます。

 

あなたがお兄ちゃん

 

上司がお父さん

 

その新人があなたの妹だとします

 

あなたはお父さんの仕事の手伝いをしています。

 

そこに、中学生になった妹が仕事を手伝うようになりました。

 

でも、妹はちゃんと働きません。

 

手を抜きます。

 

お父さんからあなたと妹に割り当てられた仕事があるのに、妹が手を抜くので、あなたの仕事ばかり増えます。

 

妹に注意しても、妹はあなたをなめていて行動を改めません。

 

別にお兄ちゃんに怒られても損はないからです。

 

あなたはそんな妹に怒っています。

 

お父さんに相談したら、「あいつだっていないよりマシだから我慢してくれ。忙しいんだから」と言われました。

 

そして、今日もお父さんから二人分の仕事が割り当てられました。

 

さて、質問です。

 

あなたは誰に怒っているんですか?

 

これで兄弟の仲が悪くなったとしたら、それは妹の責任ですか?

 

父親は父親としての役割を果たしていますか?

 

本当に怒るべき相手は誰ですか?

 

あなたにできることはなんですか?

 

どうでしょうか。

 

こう考えてみると、違った世界が見えませんか。

 

まず、あなたが怒っているのは妹ですよね。

 

妹との仲が悪くなったら、それは妹が悪いんでしょうか。

 

妹を注意して行動を改める役割は、お兄ちゃんですか?

 

まあ、確かに兄として注意をしたり、指導したりは当然あるでしょう。

 

でも、妹の問題に責任をもって対処するのは誰ですか?

 

あなたですか?

 

違いますよね。

 

お父さんですよ。

 

父親が父親の役割を果たさない。

 

そして、兄が父の役割や責任まで背負い犠牲になる。

 

こういう機能不全のシステムではありませんか?

 

だから

 

あなたが怒りを向けるべき相手、不満を覚える相手が違うんですよ。

 

妹ではなく、父。

 

先ほどの職場に戻ると、

 

新人ではなく、上司。

 

上司が上司の役割を果たしていない。

 

働かず、迷惑をかける新人に責任をもって指導しない。

 

それに不満を覚える周りをフォローできず「我慢して」しか言わない。

 

その機能不全のシステムの犠牲者があなただと言うことですよ。

 

そして、あなたが新人に怒りを向けている限り、そのシステムは変わりません。

 

上司にとって、新人に怒りが向いている環境はむしろ都合が良いからです。

 

「今度新人にガツンと言ってやろうかな」

 

言うのはかまいませんけど、そうやって上司が負うべき役割や責任をあなたが背負っていることも

 

ひとつのシステムの病理だということを自覚するべきですよ。

 

あなたにできることって、上司の代わりに怒ることではないんじゃないですか?

 

あなたにできることはなんでしょうか。

 

すごく悩むと思いますけど、そこを徹底的に考えないと、いつまでも職場は変わりません。

 

悩むことが大切なんですよ。

 

そのために

 

まずは職場で起きていることを、家族システムで紐解き、自分自身の役割を見直してみる。

 

そんなスキルを身につけることが、対人援助職には必要です。

 

私は、対人援助職にこの「家族システム論で問題を評価する」スキルを教えています。

 

職場を家族で例えて説明したように、家族の機能を学んで職場に置き換えていく

 

その中での自分を客観視して、利用者さんや同僚などとの関係をじっくり振り返ってみるんですよ。

 

組織の病理がわかれば、自分がどうしていくかをよりリアルに考えることができます。

 

家族システムは、深く問題を掘り下げることができるスキルなんです。

 

これまで、介護職、ケアマネ、臨床心理士、ソーシャルワーカー、看護師、ヘルパー、塾講師、企業内カウンセラー、知的障害者施設職員など、

 

多くの援助職がセミナーを受けています。

 

あなたも、対人援助職として少しでも自立していけるように、これまでとは違う新しい価値観を身につけてみませんか?

 

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バウンダリーを学ぶことは、人間関係の距離感、関係性を正しく学ぶことで、家族システムの基本です。

 

自分と同僚、利用者さんが、どう関係しているのか

 

その関係を評価できるだけで、色々なことに気づきますよ。

 

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