「自分が絶対に正しい」という思いの強さに比例して、人間関係のトラブルは増える。

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

人間関係は、必ず相互作用で起きています。

 

このブログで伝え続けている原則です。

 

「うちの子が何度言っても勉強しません!」という母親。

 

「お母さんがあまりにも勉強しろと口うるさいので、嫌になる」という子ども。

 

それぞれの立場に主観があり、それぞれの正しさがあるんです。

 

だから、「相手には相手の正しさ」があるという前提で人と話をしていかないと、トラブルになるだけです。


言い換えると、なぜトラブルが起きると思います?

 

「自分が絶対に正しい」と思っているからですよ。

 

職場でいつもトラブルになっている人を見てください。

 

なんであの人はあんなに怒れるんですか?

 

なんであの人はあそこまで人を悪く言えるんですか?

 

「自分が絶対に正しい」と信じて疑わないからです。

 

「正しい自分」と「正しくない相手」

 

その構図を、主観で作り上げます。

 

主観は危険です。


だから、「相手と自分ではそれぞれに正しさがあり、別々の考えを持っている」という事実を認められるかどうかが大切なんです。

 

それは、例え親子であっても、恋人であっても、夫婦であっても同様です。

 

「私たちは一心同体」「永遠のパートナー」

 

こうやって誓い合うことは自由ですが、別々の人間だということを認めないとトラブルになりますよ。

 

これを認められないと、押し付けになり、感情が入り、相手を非難します。

 

周りを巻き込んで悪口を言います。

 

暴力、暴言などは「あの人がおかしいから」「だってこっちが正しいから」という主観で肯定されます。


だからこそ、「自分は絶対に正しい」という強い思いのリスクを知ることが大切です。

 

「自分を信じる気持ち」と「相手を尊重する」ということは共存できますからね。

 

自分の考えは考えで大事に持つ

 

でも、相手には相手の考えがあることを認める


「自分が絶対に正しい」と思っている人は、コミュニケーションをとっているようで実はとっていません。

 

「話を聴いている」つもりでも、耳で聴いているだけで相手の心まで理解していません。

 

話し合いに臨むときも、はじめからシナリオを組んでいることが多く、自分の伝えたいことを伝えることが目的になります。

 

相手が納得しないと、「わかってもらえなかった」「残念だ」と自分目線で結論付けます。

 

そういう人がコミュニケーションの研修なんか受けたって目に見えた効果はないんですよ。

 

テクニックを身に着けるだけで、スタンスは変わりませんからね。


対人援助職の現場では、「私が絶対に正しい!」といって強く主張をする人と、そしてそれに合わせて波風を立てない人、我慢する人

 

こんな極端な関係で成り立っていることが多いです。

 

利用者さんや患者さんへの思い入れが強くなりやすい人ほど、「私が絶対に正しい!」となりやすいいんです。

 

対人援助職と利用者、という距離を越え、家族的な距離感になるとトラブルが増えます。

 

「自分が絶対に正しい!」と思っていると、同僚を傷つけることもなんとも思いません。

 

だって、その人にとって正しいことをしているんですもんね。

 

そうやって、同僚に対して正義を振りかざすような距離感は、

 

職場、というよりも、家族や恋人に近い距離です。

 

だから、ストレスがたまるし、傷つくし、燃え尽きるんです。

 

その怒りや不満、悲しみが、利用者さんや患者さんへの暴力という形で表れることだって珍しくありません。


自分の思いの強さや感情が、どのように相手に影響を及ぼしているのか、その相互作用を学んで、

 

「あれ?」「もしかして、おれって押し付けになってる?」

 

こうやって、自分に自分で疑問を持つことから始めないといけないんです。


「相手を変えたいな」と思ったら、変えようとしている自分を俯瞰して見る

 

相互作用の人間関係、家族システムを学ぶ

 

バウンダリー(境界線)を学ぶ

 

これを文化にしていければ、退職や健康問題、パワハラ、いじめなどの問題は減りますよ。

 

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