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引き継ぎハラスメント③「クレーマー型ヒキハラ」

 

こんにちは。

 

エイダーズ山崎正徳です。

 

引き継ぎハラスメント③です。

 

※前回までの記事はこちら
引き継ぎハラスメント「見捨てられ不安型ヒキハラ」
引き継ぎハラスメント②「自慢話型ヒキハラ」

 

今回は、引き継がれる側から引き継ぐ側へのヒキハラを紹介します。


引き継ぎに難癖をつけて脅威を与え、会話にならない「クレーマー型ヒキハラ」

 

これは、いたって単純です。

 

引き継がれる側が、引き継ぐ側の引継ぎ内容に対し、一方的にダメ出しをしたり、クレームをつけ続ける行為です。

 

引き継がれる側の方がパワーを持っている時に起きやすいありがちなトラブルです。

 

引き継ぎなので、当然ながら前任者のやり方が反映されているわけです。

 

後任にとっては「ちゃんとやれてないな」「これを引き継ぐのはきついなー」「僕とはスタンスが違うなー」

 

なんて思うことって、よくありますよね。

 

でも、仕方ないですよね。

 

引継ぎ内容を聞きながら、不安になったり、焦ったり、イラつくことってあるかもしれませんけど、そこで文句を言ったって仕方ない。

 

まずは内容をきちんと聞いて、自分にできることを考えていくしかないですし、あまりにもスタンスが違いすぎたり内容に不備があれば上司に相談をするべきですよね。

 

でも

 

クレーマー型ヒキハラは、その場で自分の不安や不満を露わにします。

 

引き継いでいる相手に緊張感を与えるほどに感情的になり、ひどい人はキレます。

 

 

中には、自分自身に引き継ぐだけのキャパがなく、本来は割り当てた上司に対して不満をぶつけるべきところ、引継ぎ相手に逆ギレする人もいますよね。

 

引き継ぐ側は早く引き継がないと自分の仕事に支障が出るのに、クレーマーがきちんと話を聴いてくれないし、話をしてもキレられるしで…

 

こういうケースは、引き継ぎどころか、コミュニケーションがとれない。

 

会話にならないのです。

 

しかも、ありがちなのは、引き継いだ後にうまくいかないと、毎回前任者の名前を出して周囲に悪く言い放ちます。

 

「前任が○○だっただろ?だから苦労の連続なんだよな、全くひどいもんだよあいつは!」

 

すでに異動してそこに前任がいないことから言い放題だったり、近くにいるのわかっていて敢えて不満そうな態度をとったり

 

引き継いだ後も大変なんですよね。

 

このクレーマー型ヒキハラって、意外と黒幕が上司だったりします。

 

上司が現場に無関心でクレーマーに何も注意しなかったり、または上司自身がクレーマーに脅威を感じていたりで、介入をきちんとしないために状況が悪化してしまうのです。

  

介入したとしても、上司が引継ぎに立ち会うだけで、クレーマーに言うべきことを言わない

 

きちんと注意しない。

 

ひどいと、一緒になって前任者の悪口を言って終わり。

 

これもけっこうあります。

 

そういうふうにして、なんだかよくわからずに引き継ぐ側が傷つけられ不全感を覚える。

 

かなり無駄なエネルギー消耗です。

 

パワハラは、システムで見ると、加害者被害者双方の関係で起きるだけでなく、上司が上司としての役割を果たさないことで起きるトラブルでもあります。

 

きちんと引継ぎがされているか、引き継ぎの際に嫌がらせなどの問題は起きていないか、そして上司自身が現場に関心を持って仕事を割り当て、業務が増えた部下には声をかけてよくコミュニケーションをとっておくなど、管理職としての動きを正しくとっていくことが大切です。

 

※関連記事

 

部下からパワハラ被害の相談を受けたら必ず読むべき職場の対応マニュアル① 

 

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