職場の人間関係に疲弊した対人援助職は、利用者や患者に癒しを求める

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

とあるヘルパーさんの日常。

 

 

あーあ、私って、なんでこの職場にいるんだろう

 

所長からはちょっとのことでいつも嫌味いわれるし

 

主任は自分のことでいっぱいいっぱいで、私が苦労しているのに何も助けてくれないし

 

この間の利用者さんのお母さんからのクレームだって、私の責任?

 

おかしいよ、絶対に

 

なんで私が謝らなきゃいけないの?

 

あのお母さんがおかしいことくらいみんなわかってるでしょ?

 

なんですべて私が悪いみたいになってるの?

 

もう、ほんとに疲れる。この職場。

 

誰も助けてくれないし。

 

早く辞めたい。

 

でも、辞めたら辞めたで大変だし…。

 

もうちょっとがんばらないと。

 

あ、そうか、今日は堀田さんの家に訪問する日だ。

 

堀田さんは、私のことを必要としてくれているよね、嬉しいなー。

 

私のこと、「他のスタッフなんかとは比べ物になんないくらいにいい!」って言ってくれるんだよね、堀田さん。

 

この前なんか、一緒に所長の悪口で盛り上がっちゃった。

 

所長も時々堀田さんの家に行くからね。

 

「私、あのひと嫌い!」

 

堀田さん、ストレートに言ってたなー。

 

笑っちゃった。ほんと、私も所長、大っ嫌い!!

 

ほんとはいけないんだけどね、堀田さんには私の携帯番号教えちゃった。

 

堀田さん、寂しがり屋だからさ…

 

ほんとに寂しい時だけ電話していいよって伝えたの。

 

彼女のことを救えるのは、うちでは私だけだから、仕方ないかなと思ってね。

 

 

職場の人間関係に疲弊し、思い悩む日々。

 

上司とは考えの違いから大きな溝がある。

 

思えば、最近は事務的なことでしか会話をしていない気がする

 

新人の頃は、よく育児の話で盛り上がったのに

 

「期待してるよ」なんて声をかけてくれてたのに

 

同僚とも、そこまで親しいわけでもない

 

会えば他愛もない話はするけれど

 

うーん…

 

こんなはずじゃなかった


こんなふうに、職場の人間関係で悩む対人援助職の方は、少なくないですよね。

 

利用者さん、患者さんとの関係で悩むことだって少なくないのに

 

本当は相談にのってほしい上司や同僚との関係でそれ以上に悩む

 

これって、対人援助職にとって、退職が頭をよぎるほどの危機ですよね。

 

職場での存在意義が揺らぐ時こそ、とにかく消耗するんです。

 

こういう時、人はどうなるか…

 

精神面のバランスを保つために

 

どこに癒しを求めるのか?

 

どこに存在意義を見いだすのか?

 

そうです。

 

援助職として癒しを求める対象はひとつしかありません。

 

目の前の利用者さん、患者さんなど、あなたの援助対象者ですよ。

 

必要とされたい

 

感謝されたい

 

こんな強い思いが、目の前の利用者さんに働くわけです。

 

そして、わざわざ相手に必要とされる関係を作り出す

 

時には職場のルールを破り携帯の番号を教えたり

 

同僚の悪口を一緒に言ったり

 

こんなことってありませんか?

 

こうなると

 

もはや対人援助職というより

 

家族ですよね。

 

そして、余計に上司や同僚との溝が深まっていきます。

 

まさに悪循環です。

 

こうやって、対人援助職が援助対象者と共依存の関係になる

 

これって、すごく多いですよね。

 

このブログを読んでいる対人援助職の方も、きっと今ごろ職場の誰かの顔が浮かんでいるはずですよ。

 

それくらい、対人援助の職場で起きる共依存って、深刻なんだろうなと思うんです。

 

そして、共依存の関係って、援助職個人のパーソナリティだけではなく

 

職場の人間関係の悪さやサービスの基準や方針の曖昧さなど、職場の問題の影響を受けて起きていることが多いんです。

 

職場の仲間からいやしてもらえないから、利用者や患者さんに癒してもらうしかなくなっちゃうんです。

 

だから、ちゃんと職場を評価して、そして職場から影響を受けている自分のことも常にチェックしていく必要があるんですよ。

 

これが家族システム論で職場を見て、自分を見る、という視点です。

 

対人援助職には絶対に必要な視点なんです。

 

あなたはどうですか?

 

職場の人間関係に疲弊していませんか?

 

その苦痛は、どこでどのように癒していますか?

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