ドラクエから学ぶ、家族システム論

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

私たちは、常に主観で物事を見がちです。

 

「妻は子どもに怒ってばかり。もっと穏やかになればいいのに」

 

これは夫の主観です。

 

一方で、妻はこう思っています。

 

「まったく、子どものことも家のことも何もやろうとしない。顔見るだけでイライラする」

 

こうやって、妻には妻の言い分があるわけです。

 

だから、相互作用で人間関係を見る。

 

起きている問題を客観視する。

 

こうすると無駄なトラブルが減り、解決策を検討しやすくなります。

 

「そうか、じゃあもっと育児や家事を手伝わないとな…」

 

視野が広がり起きていることを理解できれば、まずは自分が変わってみようと思えます。

 

すると、妻の負担が減り、穏やかに子どもに接することが増えた

 

「自分が変わる」ことで「相手が変わる」

 

これが大切なんです。

 

よく私が言うのが、「真正面からではなく、自分たちを真上から見る」イメージです。

 

ドラクエのように上から自分たちを眺めるんです。

こうやって自分を含めて眺めてみることが大切なんですよ。

 

ちなみに、これはドラクエの戦闘シーンです。

こういうふうに真正面から見るのではなく、さっきのように上から見るんです。

 

ドラクエは4人でパーティーを組んで冒険します。

 

自分が勇者として、仲間に戦士、賢者、魔法使いがいるとします。

 

自分目線で仲間の3人を見るのではなく、真上から自分を含めた4人を見ましょう。

 

例えば、「魔法使いにもっと働いて欲しい」

 

勇者がこう思ったとします。

 

これを「魔法使い個人の問題」とするのではなく、家族システム論では「4人のシステムの問題で、魔法使いが働かない」という見方をします。

 

「魔法使いが働かない」というのはあくまでもひとつの事象です。

 

桜の木で例えれば「魔法使いが働かない」という事象は「花びら」です。

 

根っこがシステムです。問題は根っこにあります。

 

問題は「個人」ではなく「システム」にある。

 

だから、主観で見るのではなく

 

真上から視野を広げて眺めてみましょう。

 

4人がどのようなコミュニケーションをとっていて、どのように役割を共有しているのか。

 

お互いを尊重して行動できているか。

 

お互いがお互いに影響を与え合っているんです。

 

この関係を紐解いていき、システムの問題について仮説をたてます。

 

仮説①リーダーである勇者が高圧的で、魔法使いは委縮しているかもしれません。

 

仮説②魔法使いが戦おうとしても、戦闘大好きな戦士が「俺に任せろ!」とひとりで動きすぎてしまい、魔法使いは自分の出番まで奪われてモチベーションが落ちているかもしれません。

 

仮説③戦わなくても飲み食いや寝床に困ることもないし、他の3人が勝手に戦ってくれるし、注意もされないし…そんなふうに周りが甘やかしたことで完全にやる気がなくなっているかもしれません。

 

こうやって、様々な仮説を立てて、システムに介入をしていくんです。

 

①高圧的だった勇者が反省し、穏やかにコミュニケーションをとったら、魔法使いも明るくなった

 

②戦士が相手の役割まで背負うことをやめたら、魔法使いは自分の役割をきっちり果たした

 

③それぞれが倒したモンスターの数に合わせて食事や武器を与えるようにしたら、魔法使いが一生懸命戦うようになった

 

こうやって、「システムを変える」ことで「人が動く」

 

「自分が変わる」ことで「相手が変わる」

 

これが家族システム論の考え方なんです。

 

人は力づくで動かすものではなく、「自ら動く」ものである。

 

この考えを対人援助職が学ぶことは、本当に本当に大切であると思います。

 

職場での複雑な人間関係、利用者さんや患者さんへの対応、関係機関との連携、職場の風土や特性、自分自身の性格的な特徴など

 

これらすべてが絡み合って、現場で問題が起きるんです。

 

システムで問題を見る視点があれば、問題の本質に気づくことができます。

 

システムを変えれば解決する問題がたくさんある

 

この視点がないから、毎回毎回犯人捜しに終始するのです。

 

犯人を捜したところで、問題は解決しましたか?

 

あなたの職場での管理職会議は、職員へのダメ出しばかりで終わってませんか?

 

それを時間の無駄というのです。

 

システムで問題を見る習慣を職場単位で導入していく。

 

これが、今まさに対人援助職に求められる考え方なのです。

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