職場の悪しき習慣を「うちではこれが当たり前」という言葉で済ませて、職員に大きな負担を与え続けていませんか?

 

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

ブラック企業という言葉はすっかり定着しましたが、

 

「ブラック部活」という言葉をここ数年よく耳にします。

 

熱中症が心配されるほどの猛暑日に延々と走らせたり、

 

試合に負けた罰として丸刈りを強要されたり

 

安全面が考慮されず、理不尽なことが日常的に強要される危険な部活のことを言うようです。

 

「ブラック部活」

 

思わず、いい言葉だなーと唸ってしまいます。

 

ブラック部活は、顧問が「おれの時はもっときつかったぞ」みたいな、

 

自分の経験をもとに指導することが問題になっているようです。

 

「こうあるべきだ」という強すぎる思いが、リスクを伴う指導になるということです。

 

これって、依存症や暴力問題の世代間連鎖で説明できます。

 

世代間連鎖という言葉、聞きなれませんよね?

 

例えば、親が依存症であったり、子どもに虐待を行ったりしていると、

 

その子どもも同じように依存症になったり

 

自分の子どもに虐待を行ってしまうということがよくあります。

 

このように、親から子へ、心の問題などが連鎖して受け継がれていくこと

 

これを「世代間連鎖」と呼びます。

 

実際、この世代間連鎖って、家族だけでなくて社会の様々な場面で起きています。

 

ブラック部活なんてまさにその典型ですよね。

 

顧問自身が、理不尽なしごきを受けてきた。

 

相当辛い思いをしたんでしょう。

 

当時の顧問や先輩への怒りや理不尽さも残っているかもしれません。

 

だからこそ、自分がされてきたことと同じことを下の世代にやってしまう。

 

そうやって、実のところは自分を癒していたりするんです(もちろん無意識です)。

 

その方法を肯定しないと、過去の自分の頑張りを肯定できなかったり、

 

「下にも同じ思いをさせないと気が済まない」といった心理が働きやすくなります。

 

全てがそうとは言いませんが、世代間連鎖というのは被害と加害の連鎖だったりするのです。

 

職場でもありますよね。

 

自分が辛い指導を受けて、あれほど嫌だったのに、

 

今度は自分が指導をする側に回ったら、先輩と同じようにきつい指導をする。

 

「私だって耐えてきたんだから!」という思いがそうさせるのです。

 

結局、当時味わった自分の辛さが癒されていないのです。

 

または、職場でそのやり方が定着し文化になってしまっていて、

 

異論を唱えることがタブー視されているとか、

 

そういうこともありますよね。

 

こうやって、世代間連鎖が当たり前になるということは、

 

職場の機能不全もそっくりそのまま世代間連鎖していることになります。

 

だから、誰が管理職になろうと、いつまで経っても同じ問題が起きる。

 

新人の頃は理不尽だと思っていたルールを、自分が上の立場になったら新人に課している。

 

こんな形で代々引き継がれていきます。

 

ルールだけでなく、怒りや恨み、悲しみなどの感情も連鎖していく。

 

世代間連鎖って、本当に深刻です。

 

だから

 

「うちではこれが当たり前」

 

まずは、この言葉から疑う習慣をつけましょう。

 

なんで当たり前なの?

 

それがどうして必要なの?

 

それが職員にとって、どういう良い影響を及ぼすの?

 

実はきちんと説明できないことが多いんですよね。

 

「私だって教わってこなかった」

 

「私だって新人の時は耐えてきた」

 

「うちはこれが社長の頃から続く文化だから」

 

こんな理由だと、まさに世代間連鎖を疑った方がいいですよね。

 

要するに、説明できないんでしょ?

 

説明できないなら、ただの非効率なルールや文化なんですよ。

 

世代間連鎖は、誰かが終わらせる必要があるんです。

 

あなたの世代で止められる連鎖は、あなたの職場にありませんか?

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