「子どもを怒る母」「傍観者の父」家族の問題は常に相互作用で起きる。

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

前に、子どもと二人で水道橋のアソボーノに行った時の話をします。

 

その日は寒くて天気も雨とあって、アソボーノが混んでて、入るまでに40分くらい並びました。

 

さて、子どもと並んでいる時の話なんですが、ぐずって靴を履こうとしない4歳くらいの女の子と、それに苛立つ母親が近くにいたんですよ。

 

お母さんは「靴はいて!早く!」とイライラしながら促しています。

 

女の子は、何か気に入らないことがあるのか、靴を履こうとしません。

 

その内、お母さんが「じゃあ帰るよ!いいの?!」「ほんとに帰るから!」と声を荒げました。

 

女の子は「いやー!帰らない!」と言いながらも靴を履かないんです。

 

それで余計にお母さんが苛立つ。

 

まあ、ここまではよくある光景ですよね。

 

ここで、私はあることに気づきました。

 

その近くで、父親と思われる男性がそのやりとりを退屈そうに見てるんです。

 

お父さんは、あまりそのやりとりに関心がないのか、その内スマホに夢中になりました。

 

お父さんのその雰囲気からは「いつまでやってんの?」みたいな、明らかな傍観者のオーラが出ていたんです。

 

結局、お母さんが「じゃあ帰るよ!」と言って、泣く女の子の手を引いて帰っていく。

 

お父さんはスマホを見ながらその後をトコトコついていく。

 

私はそれを見て、「なるほど、そりゃそうなるよー」と、心の中でつぶやきました。

 

まあ、あえて解説する必要もないかもしれませんが…

 

これって、すべてが理にかなっているんですよ。

 

子どもがぐずって言うことを聞かない

 

それに母親が怒る

 

この2者関係で問題が起きているのではないんですよ。

 

おそらく、あの父親の主観では「妻と娘がもめている」「娘がぐずっている」「妻が怒っている」「またやってるよ」

 

こんなふうに、二人の問題としか見えないんだと思います。

 

違うんですよ。

 

これは、3人の相互作用で見るべきなんです。

 

家族のシステムの問題なんですよ。

 

ぐずる娘に無関心な父。

 

一人で対応する母。

 

母親の負担が増えれば、当然ながら感情的になることは増えます。

 

母親が感情的になれば、子どもだって余計にぐずります。

 

それを傍観する父。

 

「もっと穏やかに子育てすればいいのに」なんて当事者意識なく、子どもに感情的になる妻を見る。

 

この父親が、母と娘の間に介入していたら、結果は全く変わっているはずです。

 

両親が十分にコミュニケーションをとり、それぞれが子どもに役割を果たす。

 

子どもがぐずっていれば、二人がそれぞれに役割分担して対応する。

 

そうやって二人で協力すれば、母親の負担は減りますよね。

 

親が穏やかにぐずる娘に対応すれば、子どもだって靴を履くかもしれませんよ。

 

ぐずる子どもを何とかしたい

 

子どもに感情的になる妻を何とかしたい

 

無関心な夫を何とかしたい

 

そしたら、家族のシステムを変えればいいんですよ。

 

それぞれがお互いを変えようとするのではなく、システムが変わるように自分の動き方を変えればいいんです。

 

「妻がすぐに感情的になるんです。この前もアソボーノに入る前に娘を叱って…」

 

この父親から私が相談を受けたら、こう言いますね。

 

「まずはお父さんが変わりましょう。そうすれば家族のシステムが変わって、奥さんは感情的になることが減りますよ」と。

 

相手を変えたければ、まずは自分が変わる。

 

自分が変わることで相手が変わる。

 

相互作用で問題を見ずに、一方的に相手を変えようとするのはただのコントロールです。

 

だから、相互作用で問題を見る習慣をつけるんです。

 

視野を広げましょう。そうすれば問題の本質が見えてきます。

 

職場でも今日の家族と同じようなこと、多いですよね。

 

管理職が部下の人間関係のトラブルを傍観している。

 

何も介入することなく、「みんな仲良くすればいいのに」なんてのん気なこと言っている。

 

違いますよ、あなたが介入しないから余計にトラブルになってるんですよ。

 

介入するべき人が役割を果たさない。

 

だからシステムが病んでいくんです。

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