リワークグループでありがちな対人援助職と患者の関係性から、援助職の共依存を学ぶ

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

私は週に1回、メンタルクリニックでリワークグループを担当しています。

 

リワークグループは、うつ病などのメンタルヘルス問題で休職中の人が復職に向けてのリハビリを行うグループです。

 

そこでよくありがちな問題を書いてみたいなと思います。

 

うつなどで休職している人でよくある性格傾向のパターンなんですが、過剰適応タイプの人がいます。

 

とにかく環境に合わせて、過剰にその場にふさわしい行動をとるんです。

 

いわゆる優等生タイプです。

 

スタッフの喜びそうな発言をしたり、スタッフの話には率先して耳を傾けて大きくうなずいたり

 

他のメンバーが困っていればすぐに声をかけたり

 

とにかく過剰に空気を読んで動きます。

 

こういう人って、職場でもそうなんですよね。

 

自分の気持ちよりも人の気持ちを優先するし、NOと言えないので無理をするんですよ。

 

だから疲れてストレスが常にたまって、うつになったりします。

 

こういう人が復職するには、ちゃんと自分の過剰適応の傾向に気づいて、行動を変えていくことが大切なんですよ。

 

だから、リワークグループへの参加態度を見て、スタッフが気づいて本人に伝え、課題として取り上げていく必要があるんです。

 

でも

 

それができていないこと、けっこうあります。

 

なぜなら

 

その患者さんの過剰適応にスタッフが心地よさを覚え、共依存になるからですよ。

 

「○○さんはうちのリワークの優等生ですよ。とても熱心に参加してくれて、本当に問題ないです。復職してもやっていけるはずです!」

 

こんなふうに言うスタッフもいますからね。

 

見抜けていないし、自分が助けられているんです。

 

自分の話を熱心に聞いてくれて、心地よいリアクションをしてくれるから。

 

「いつも助かります!」なんて自分のことを必要としてくれるから

 

他のメンバーの模範になる行動をとってくれるから

 

でも、それって、職場でも同じことしているから休職したんですよね?

 

職場でやってることをグループの場でもそのままやってるだけですよ。

 

それに気づかず、過剰適応の患者にスタッフが依存しているって、グループの意味ないんじゃないかなって思います。

 

再発予防のためのグループなのに、本人の過剰適応をスタッフの共依存で助長している

 

だから復職してもすぐに具合が悪くなる

 

行動が変わっていないから

 

リワークグループを例として出しましたけど、対人援助職の現場では、こういうことって少なくないんですよ。

 

だから、目の前の患者や利用者を見る前に、自分のことをよく理解しないと正しくアセスメントなんでできないですよ。

 

対人援助職は「関係性」を正しく学び、家族システム論を切り口に相互作用で起きている問題を理解するべきです。

 

関係性、共依存などの基本は、職場でも学校でも誰も教えてくれません。

 

AIDERSのセミナーで、きっちりと学ぶことができます。

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