いくら言っても挨拶ができない職員を、カウンセリングで直してもらえませんか?

こんにちは。

 

AIDERS山崎正徳です。

 

いくら言っても挨拶ができない職員を、カウンセリングで直してもらえませんか?

 

前に、デイサービスを運営する法人様からこんな相談を受けたことがあります。

 

社員がなかなか指示に従わず、職場として手を焼いているという話は多いですよね。

 

挨拶なんて社会人としての最低限のマナーですから、再三改めるように言っているのにできないとなると、職場もかなり困るでしょう。

 

さて、カウンセリングで直るか?という質問ですけど

 

そればかりはわかりませんし、直らない可能性の方が高いんじゃないでしょうか。

 

「今の時点では」

 

なんで「今の時点では」と言ったのかというと

 

本人が挨拶をしなくても、なんにも困ってないからです。

 

例えば

 

かなり極端な話ですけど、「挨拶しなかったらその日は欠勤とみなし無給」というルールになったらどうでしょうかね。

 

挨拶しないことで困るのは誰ですか?

 

挨拶しない本人ですよね。

 

本人が「挨拶がどうしてもできなくて給料が減ってます!助けてください!」とカウンセリングにくれば、改善に向かう可能性はあります。

 

本人が困ってるんですから。

 

カウンセリングの意味があります。

 

では、実際どうですか?

 

挨拶しないことで誰が困ってますか?

 

職場のほうですよね?

 

職場のルールや指示に従わない時に、本人がきちんと困るのではなくて職場が困っている

 

本人は自分の行動によって給料が減るわけでもなく、特別な痛みを感じることもない

 

この環境が本人の問題行動を助長しているのです。

 

本人が行動を改めないことで、自分自身が困ることになる環境さえ整えれば、挨拶するんじゃないでしょうか。

 

だって、その挨拶しない職員は、ちゃんと履歴書書いて応募してきたわけですよね。

 

初めの内はちゃんと挨拶したり、指示に従ってたんですよね?

 

必要だと感じれば動くんです。

 

今は必要性を感じてないんですよ。

 

必要性を感じていないことの裏側には、もしかしたら不満やら怒りやら、様々な感情があるかもしれない。

 

そこに職場の問題を改善するヒントがたくさんあったりします。

 

だから、本人のカウンセリングよりも、職場と職員との相互作用で起きていると理解して、この相互作用のシステムに介入していく必要があるわけです。

 

本人を変えようとするのではなくて、システムを変えることで本人が勝手に動く。

 

家族システム論で問題をとらえるのです。

 

家族システム論は、

 

家族を、家族のメンバーひとりひとりがお互いに影響を与えあう一つのシステムとして考え、家族のメンバーに起きる問題を、家族のシステムの病理と捉える。

 

子どもの問題は、子ども個人の問題として捉えず

 

家族の問題により、「子どもが家族を代表して問題行動を起こしている」という考え方をします。

 

職場で置き換えると、職員の問題は、

 

職場の問題により、「職員が職場を代表して問題行動を起こしている」と捉えます。

 

つまり、この職員の行動を変えるにはシステムを変える必要がある。

 

家族システムで問題をみると、個人の問題を組織との相互作用で理解でき、より機能的な職場をつくることに繋がります。

 

機能的な職場、機能的なシステムをつくれば、自立した社員が育ちやすくなりますよ。

 

このシステムで問題を捉える見方を、ぜひ学んでみてください。

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